「次のバスは見送った方が快適」バス停へメッセージ配信で旅客誘導 ドコモと東急バスが実証実験開始

バス停留所のデジタルサイネージへのメッセージ配信例(イメージ)
  • バス停留所のデジタルサイネージへのメッセージ配信例(イメージ)
  • 実証実験全体イメージ
  • デジタルサイネージ設置停留所

NTTドコモと東急バスは、バス車内の混雑平準化に向け、人々の行動変容を促す実証実験を開始。第1弾として、バス停留所のデジタルサイネージへ「ナッジ」を活用したメッセージ配信を3月24日から山手通りおよび目黒通りで実施する。

「ナッジ」とは、人々にちょっとしたきっかけを与えて、行動を変えてもらうことを促す行動経済学の理論だ。実証実験では、3月3日から東急バスで実施している「バス車内のリアルタイム混雑状況の配信」を利用し、バス停留所のデジタルサイネージに「ナッジ」を活用したメッセージを配信。混雑したバスの乗車を見送るなど、利用者の行動を変えるきっかけとしての効果を検証する。

実証実験では、趣向を変えた複数のメッセージを配信することでより効果的な案内の方法を検証し、利用者への案内方法の改善を検討。混雑したバスを避け、すいているバスに乗車することで、快適な環境での乗車を可能とすることや、混雑の平準化により遅延が解消されるといった課題の解決が期待される。

《纐纈敏也@DAYS》

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