MINI ハッチバック 5ドア に改良新型…表情刷新 3月欧州発売

フロントグリルを大型化

新デザインのコックピット

電動パーキングブレーキを初設定

MINIは2月24日、改良新型MINI『ハッチバック』の5ドアを3月、欧州市場で発売すると発表した。

MINIのハッチバックは従来3ドアだったが、2014年6月、歴代モデルで初の5ドアが現行の3世代目モデルに設定された。5ドアハッチバックは、ボディサイズが全長3982×全幅1727×全高1425mm。3ドア比で、全長は161mm長い。全幅は変わらないが、全高は11mm高い。

また、ホイールベースは2567mmと、3ドアに対して、72mm延長。3ドア比で、室内空間のゆとりを向上させた。MINIによると、3ドアに対して、後席足元のスペースは72mm、頭上空間は15mm、室内幅は61mm拡大。また、3ドアの場合、後席は2名がけで、乗車定員は4名。5ドアでは、室内幅が広がったおかげで、後席が3名がけとなり、乗車定員は5名となる。

5ドアの荷室容量は、3ドアから67リットル増えて、278リットルに。60対40の分割可倒式リアシートを折りたたむことで、最大941リットルに拡大する。

この現行MINIの5ドアハッチバックが、デビューから6年を経て、初の大幅改良を受けた。ドライビングの楽しさ、表情豊かなデザイン、個性的なスタイルに磨きをかけることを目指している。

フロントグリルを大型化

エクステリアは、フロントを中心に変更を受けた。新デザインのフロントグリルは、従来よりも下方向に大型化されており、バンパーの下側まで延ばされた。最新のLEDテクノロジーを取り入れたヘッドライトを標準装備する。ナンバープレートホルダーとしても機能する中央のバンパーストリップは、従来のブラックからボディ同色に変更された。

側面では、サイドスカットルとアルミホイールが新デザインだ。このサイドスカットルには、LEDウインカーが組み込まれる。リアは、バンパーが新設計となり、英国の国旗をモチーフにしたユニオンジャックデザインのLEDテールライトを標準装備した。リアのLEDフォグランプは、バンパーに組み込まれている。

改良新型には、マルチトーンルーフが新設定された。このマルチトーンルーフは、サンマリノブルー、パーリーアクア、ジェットブラックなど、色のグラデーションが特長だ。新しい塗装技術の「ウェットオンウェット」塗装プロセスによって、3つのカラーシェードを生み出すことが可能になったという。ボディカラーには、新色が設定された。ピアノブラック仕上げのエクステリアを選択することもできる。

新デザインのコックピット

インテリアは、コックピットのデザインが変更された。ダッシュボードは、エアアウトレットなどが新デザインだ。マルチファンクションボタンを備えた新設計のスポーツレザーステアリングホイールには、ヒーターが初めてオプション設定された。このスポーツレザーステアリングホイールは、キーパッドの構造が見直され、音声や通話機能、音声制御、先進運転支援システム(ADAS)の操作性が向上しているという。

ドライバー正面の5インチのカラーディスプレイには、多機能インストルメントディスプレイが装備された。センターメーターパネルには、新しいハイグロスピアノブラックサラウンド、8.8インチディスプレイ、最新のグラフィックスディスプレイを標準装備している。

スポーツシートは、新たにライトチェッカーカラーが採用された。ブラックの人工レザーのサイド部分のステッチには、シート表面のファブリックと同じ色が使用される。機能を充実させた新しいアンビエントライトが、オプションで選択できる。

電動パーキングブレーキを初設定

電動パーキングブレーキを初めて設定する。先進運転支援システムでは、「アクティブ・クルーズ・コントロール」にストップ&ゴー機能を装備した。新しい「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」と悪天候ライトによって、安全性を追求している。

オプションのアダプティブサスペンションには、周波数選択ダンピングを採用した。連続的な周波数選択ダンピングを使用することで、スポーティさと乗り心地のバランスを最適化した、と自負する。トラクション側に追加されたバルブが、ダンパー内の圧力ピークを滑らかにする。ダンパーの減衰力は50~100ミリ秒以内に調整される。

走行状況や路面状況に応じて、減衰力を最大50%抑える。これにより、路面のわずかな凹凸を補正する時でも、乗り心地とハンドリングを向上させると同時に、コーナーリング中のダンピングのスポーティな特性を追求した。MINIならではの「ゴーカート感覚」を引き上げているという。

なお、MINIの5ドアハッチバックの世界累計販売台数は、50万台以上。2020年だけでも、5万6000人以上の顧客が、5ドアハッチバックを選択した、としている。

《森脇稔》

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