KDDI、自動運転向け事業強化…米国の位置情報ベンチャーに出資

スイフトの高精度位置測位サービスのイメージ
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KDDIは2月10日、自動運転技術の発展を見据えてモビリティへの活用が見込まれる独自の高精度位置測位技術を保有する米国のスイフト・ナビゲーションに出資したと発表した。

KDDIは、2020年8月から9月にかけて日本で、スイフトと高精度位置測位技術を活用した実証実験を共同で実施した。今回の出資を通じて、スイフトの事業成長を支援し、自動運転技術の発展を見据えた新たな測位技術の開発や事業創出で協力していく。

スイフトは、独自の高精度位置測位技術を保有し、米国GPSや日本の(準天頂衛星など、複数の衛生信号を用いたリアルタイムな測位や、自動運転車両にセンチメートル単位の高精度な位置情報サービス「スカイラーク」を提供している。また、サービスを安価に導入できるように多種多様な機器に対応する測位支援ソフトウェアも開発、自動運転技術の実現を支援している。

KDDIは有望なベンチャー企業を広く支援するコーポレートベンチャーファンド「KDDIオープンイノベーションファンド3号」(運用総額200億円)からスイフトに出資した。

スイフトは既に米国全土、欧州でサービスを展開しているが、今後はアジアへ事業を拡大する予定。

《レスポンス編集部》

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