ルノーの純利益、日産の赤字の影響で減少見通し 2020年第4四半期決算

ルノーの新世代電動車「E-TECH」のラインナップ(参考)
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ルノーグループ(Renault Group)は2月9日、日産自動車の業績が、ルノーグループの2020年第4四半期(10~12月)の純利益にマイナスの影響を与えるとの見通しを発表した。

これは、日産自動車が2月9日に発表した2021年3月期の連結決算の結果を受けたもの。日産の発表によると、2021年3月期の第3四半期(4~12月期)連結決算は、コロナ禍の影響などで、営業損益は1316億円の赤字。前年同期の543億円の黒字から赤字に転じた。

一方、ルノーグループが発表した最近の決算では、2020年第3四半期(7~9月)の売上高が103億7400万ユーロ。前年同期の112億9600万ユーロに対して8.2%減と、3年連続のマイナスとなった。

このうち、本業の自動車部門の売上高は、89億4800万ユーロ。前年同期の96億6200万ユーロに対して7.4%減と、引き続き減少した。これは、日産などのアライアンス向けの車両と部品の生産量が減少するなどしたのが要因。

なお、ルノーグループは、日産自動車の業績がルノーグループの2020年第4四半期の純利益に与えるマイナスの影響について、1億2300万ユーロと見込んでいる。

《森脇稔》

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