ヒュンダイ(HYUNDAI SHELL MOBIS World Rally Team)は3年連続のマニュファクチャラー部門タイトル獲得と陣営初のドライバー(&コ・ドライバー)部門チャンピオン輩出によるタイトル独占を目指す。トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)も当然ながら、狙いはタイトル独占である(トヨタは18~20年、どのシーズンも“いずれか”のタイトルは獲っているが、独占は17年からのワークス参戦再開以降、まだない)。
一方、最初のSS(SS1)ではトップカテゴリーの“第3勢力”のマシンに大きなアクシデントが発生した。Mスポーツ・フォード(M-SPORT FORD World Rally Team)の#3 テーム・スニネン(フィエスタWRC)である。濡れた舗装路面でマシンが流れ、左サイドの土手に当たったのちに横転、道路外に転落するクラッシュを喫している(スニネンらクルーに大きなケガはない模様)。