ニコン・トリンブルは、オートモーティブワールド2021で、自動運転に要る高精度 GNSS と、それを測位する独自のパッケージ「Trimble Center Point RTX(PPP:Precise Point Positioning)」を展示・紹介した。
リアルタイムで衛星、またはセルラー経由で配信するニコン・トリンブルの精密単独測位 Trimble Center Point RTX のサブレーン測位精度は、「1分以内に水平方向2cm、垂直方向5cmの高精度測位ができる」という。
「2cmレベルまでの絶対測位が可能。収束時間は1~2分以内。GMキャデラックの自動運転技術「スーパークルーズ」(Cadillac Super Cruise)のGNSS測位エンジンとして搭載されている。高速道路用初のハンズフリードライビングシステム」
「ISO26262(ASIL-B)認定済みでASPICEに準拠。データ配信の前後の整合性監視で、品質と信頼性を確保。さらに、世界中どこでも利用できる堅牢でシームレスなネットワークで、シングルベースRTKネットワークのような範囲制約は一切なし」
同社はこの Trimble CenterPoint RTX について「リアルタイムでセンチ単位の制度を世界じゅうどこでも実現できる。PPPはRTK(Real Time Kinematic)やVRS(Virtual and Real Simulator)と異なり、カバレッジ範囲が世界じゅう。マルチ周波数・衛生にも対応し、GPS、GLONASS、BeiDou、QZSS、Galileo などの衛生に対応する」とも説明していた。
このほか同社は、自律走行用 Applanix SLAMや、高精度GNSS+INSハイブリット PosLV、Trimble XR10 なども展示していた。