ひたちなか海浜鉄道が国営公園まで延伸へ…2022年度中着工、2024年春開業を目指す

ひたちなか海浜鉄道のキハ11形。
  • ひたちなか海浜鉄道のキハ11形。
  • 延伸区間の概要。事業費は78億円程度が見込まれており、ひたちなか海浜鉄道が3分の1、沿線自治体が残りを負担する計画。

国土交通省鉄道局鉄道事業課は1月15日、ひたちなか海浜鉄道から申請されていた「阿字ヶ浦~新駅2間」の第一種鉄道事業許可申請を同日付けで許可したと発表した。

この事業は、現在、湊線の終点である阿字ヶ浦駅(茨城県ひたちなか市)から、国営ひたち海浜公園西口付近までの3.1kmを延伸するもので、途中に1駅を設置。途中駅から終点までは盛土区間を含む高架橋で建設される計画。

この延伸により、年間200万人の来訪者があるとされる国営ひたち海浜公園へのアクセスを多様化できるとともに、鉄道の利用者増加や交流人口の拡大、地域活性化も期待できるとされている。

開業は2024年春を目指しており、ひたちなか海浜鉄道では2022年度中に本格着工したいとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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