レイズ ボルクレーシングから、心惹かれる注目の新製品が続々登場!TE37SAGAの最新モデルを筆頭に3モデルをご紹介

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レイズ ボルクレーシングから、心惹かれる注目の新製品が続々登場!TE37SAGA S-plus (左)、G025 (中央)、GT090 (右)
  • レイズ ボルクレーシングから、心惹かれる注目の新製品が続々登場!TE37SAGA S-plus (左)、G025 (中央)、GT090 (右)
  • 執行役員 ボルクレーシング企画開発課 プロデューサー 山口浩司さん
  • VOLK RACING G025 / スバル レヴォーグ (新型)
  • VOLK RACING GT090 / トヨタ GRスープラ
  • VOLK RACING TE37SAGA S-plus
  • VOLK RACING TE37SAGA S-plus
  • VOLK RACING TE37SAGA S-plus
  • VOLK RACING TE37SAGA S-plus

レイズのボルクレーシングから立て続けにニューモデルが登場。それぞれの開発にはこだわり満載。最新のスポーツモデルの背景やCセグメントの車両との関わりなど、スポーツホイールにまつわる最新事情をボルクレーシングのプロデューサーである山口さんに語っていただいた。

常に変化を続けるシーンを先取り、最新のクルマ事情に合うホイールを供給する

ボルクレーシング企画開発部部長 山口浩司さん執行役員 ボルクレーシング企画開発課 プロデューサー 山口浩司さん

レイズを代表するブランドであるボルクレーシングからは、次々とニューモデルが発表された2020年シーズン。常に進化を続けるボルクレーシングがニューモデルを出す=“時代の変化を敏感に感じ取って一歩先を行くモデル開発を行っているに違いない”、そんな予見を持ってレイズに取材に出かけた。

取材対象者として登場願ったのは、レーシングシーンやハイパフォーマンスホイールを知るユーザーのみならず、多くのクルマファンからも一目置かれる執行役員 ボルクレーシング企画開発課 プロデューサー 山口浩司さんだ。40年にわたってボルクレーシング開発に携わり、クルマの進化そしてホイールの進化に常に接して、次の時代を創り続けているクルマ界のキーマンの1人。ボルクレーシングのニューモデルを前に、山口さんに新登場したモデル群の開発についてプロローグを語ってもらった。

「工業製品の設計には常に“予測設計”と呼ばれる手法があります。例えば、装着されるクルマを予想して、そこに合わせて設計するのもそのひとつでしょう。扁平率が30/35/40などのタイヤとの組合せが想定されれば、ホイールの設計も変わってきます。エアボリュームの小さい偏平タイヤとの組合せで、パフォーマンスを発揮できる設計が必要なのです。そんな予測の積み重ねが、次世代のホイールを生み出していくひとつの要因になっているわけです」

VOLK RACING G025 / スバル レヴォーグ (新型)VOLK RACING G025 / スバル レヴォーグ (新型)

その予測設計が、今回のボルクレーシングの新製品群につながっているのだという。より詳しくその点を聞いてみた。

「近年Cセグメントのモデルがハイパワー化、4WD化しています。ハイグリップタイヤやブレーキの強化、さらには安全装置の搭載で重量も増えています。クルマが、このような仕様に進化して行くのをあらかじめ予見して設計を続けていたのもひとつです。それが形になって現れたひとつのモデルが『TE37SAGA S-plus』なのです」

Cセグメントのハイパフォーマンス化を高強度化で受け止める大定番モデル、TE37SAGA S-plusが登場!

Volk Racing TE37SAGA S-plusVOLK RACING TE37SAGA S-plus

新たにデビューした『TE37SAGA S-plus』は、2015年に登場したTE37SAGAのマイナーチェンジ版と言える立ち位置のモデル。しかし、強度面や耐久性などの面でパフォーマンスを高め、新時代のTE37となったのであらためて注目してみよう。

「TE37SAGAの出発点となっているのは、近年のCセグメントのクルマが400馬力時代を迎え、ハイグリップタイヤを履き、4WDでトラクションを掛けるという最新の車事情があります。それを予測して開発を進め、生まれたモデルがTE37SAGAでした。2015年の登場当時に、すでに社内基準である“JWL+R Spec 2”という高いスペックをクリアしていたのですが、それから5年を経てマイナーチェンジを施すことにしたのが、この『TE37SAGA S-plus』です。ただし、TE37の意匠は変えずに性能を進化させることが求められるモデルです。近年では少数派となっている太いスポークを備えるスポーツホイールとしての、TE37らしいデザインは残した上での開発となりました」

VOLK RACING TE37SAGA S-plusVOLK RACING TE37SAGA S-plus

近年、スポーツホイールでは軽量・高強度に有利なマルチスポーク化の流れが顕著だが、TE37は伝統の太いスポークデザインを頑なに守ることで、スポーツホイールにおける大定番の地位を築き、高い評価を受け続けるモデルだ。ただし、ハイパフォーマンスで名を馳せるボルクレーシングの看板をを背負って立つモデルでもある以上、最新の性能を備える事も同時に求められたモデル。

Volk Racing TE37SAGA S-plusVOLK RACING TE37SAGA S-plus

「TE37SAGA S-plusではデザインを変えずに剛性を上げることを実施しました。結果的には、持久耐力で“約15~17%アップ”、剛性数値で“約7%アップ”を果たした、現代のクルマのハイパフォーマンスに対応できるホイールとなっています。見どころはスポーク裏面に施した肉抜き加工でしょう。太いスポークは残しつつ、剛性を高めなおかつ重量増を抑えるためのアイデアです。この部分の肉抜きは難易度が非常に高く、世界でも珍しい仕上がりとなっているので一度裏面をご覧ください」

時代に合わせた高強度を備えたニューモデルでありつつ、デザインはスタンダードなTE37から逸脱しない。そんな両面の命題を同時に達成したTE37SAGA S-plus。一見すると従来通りのスタンダードなホイールに見えるが、最新の技術が込められていたのだ。マルチスポークのスポーツホイールとは一線を画しつつ、オリジナルのデザイン性を兼ね備えた新作は、ボルクレーシングのこだわりの設計思想が全面に込められたモデルとなった。

次世代スポーツホイールのスタンダードは9本スポーク、GT090に20インチモデルが追加!

TE37がボルクレーシングを作ってきたスタンダードであるならば、次世代のスタンダードとして期待されているのがGT090だ。従来の21インチモデルに加えて、20インチモデルがラインアップに追加され、ますますユーザー層の広がりが見込めるモデルへと進化した。

Volk Racing GT090VOLK RACING GT090

「GT090はこれからの10年を見据えたスタンダードモデルとして、育てていくべきモデルだと感じています。古くから交流のある有名レーシングドライバーとの会話の中で、彼がこのデザインを見て“このデザインはヤバいね”と言ったのが印象的でした。クルマをよく知るレーシングドライバーがヤバさを感じるということ、GT090の底知れぬ魅力を物語っているのだと納得したものです」

GT090のデザインは“シンプルでクリーン”。まさに、スタンダードの要素を兼ね備えているフォルムだ。しかしバックボーンには、GT3で用いられたリアルレーシングホイールをルーツに持つという出自が大きく影響している。

剛性の高さが求められるレーシングホイールの開発の中で、さまざまなスポーク数を試作して辿り着いたのが9本スポークだったという。接地する1本のスポークが受けた応力が、対角線にある2本のスポークに伝わるという構造。応力分散がこれほど効率的に行われるデザインも少ないのだ。

Volk Racing GT090VOLK RACING GT090

そんなGT3用のホイールを、市販モデルへとフィードバックしたモデルがGT090だ。レプリカモデルではなく、本物指向のスポーツホイールが欲しいというユーザーに大きな評価を受けた。細部のデザイン面でも、GT090には他には見られない印象的な処理が施されている。

その代表的なポイントが、スポークサイドに穴を空けたデザインだ。意味のある場所に穴が空けられているのも、性能に裏打ちされたデザインとなっているのもボルクレーシングらしい。難易度の高い加工であり、他では見られないデザインなのも所有欲をくすぐる。

当初は21インチのラインアップだったGT090はヒット受けて、サイズの拡充を開始して今回は20インチモデルが追加となった。いよいよ次世代のスタンダードとしての地位を築きつつある1本だ。

ボルクレーシングの新発想を込めるGシリーズ、G025に“走る”ユーザー待望の18インチモデルが追加

もうひとつのボルクレーシングのニューモデルがG025だ。新時代のボルクレーシングを感じさせる、デザイン性の高さなども込めた同モデル。10年前に登場したGシリーズの現在進行形となった。

Volk Racing G025VOLK RACING G025

「ボルクレーシングがこれまで創り上げてきた既成概念から解き放たれて、自由な発想で設計することを目指したのがGシリーズです。ただし、ボルクレーシングとして守るべき“性能”はしっかりと堅持。変わるべき点は意匠であると位置づけたモデルなのです」

同モデルは、先行して発売されていた19インチでまずはヒットを記録する。Cセグメントの車両で使われることが多くなった、“235/35R19”の評価の高いタイヤとの組合せが想定され、タイヤの高性能とも相まって19インチモデルは多くのユーザーがいち早く利用した。

さらにCセグメントのユーザーからは、よりスタンダードな18インチ化の要望も多かった。それに応える形で今回開発されたのがこのモデルだ。ただし19インチ→18インチへの当分倍率でのスケールダウンではなく、18インチに合わせてリデザインされている点も見逃さずチェックしてみよう。

VOLK RACING G025VOLK RACING G025

G025はツインスポークの間にナットホールを設けて足長感を出しているのだが、本来この部分は応力が集中しやすく穴を空けるのは避けたい部分。その点、G025はスポークの厚みやコの字断面の構造を通じて強度を確保。だからこそ、他ではマネのできないデザイン性と高強度を備えた、ボルクレーシングならではのモデルとなった。

ハイパフォーマンス化を続けるCセグメントの車両に代表されるように、クルマの進化やシーンの変化を予測して開発を続けるのが、ボルクレーシングの基本的な開発姿勢だ。時代を先取りするホイール群を常にラインアップし続けるのは、そんなスタイルがあるからこそ。

今回の各モデルの設計経緯をうかがっていると、その理由がリアルに伝わってきた。進化を好み最新のパフォーマンスパーツを愛車におごりたい…そんな生粋のクルマ好きユーザーにとって、ボルクレーシングの開発姿勢は魅力的に映るはずだ。こだわり満載のボルクレーシングの新モデル、改めて注目してみよう。

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取材協力:株式会社レイズ、株式会社レイズエンジニアリング

《土田康弘》

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