札幌市営地下鉄南北線北34条駅、ホームを全面再開…止水作業後、湧水は確認されず 12月26日から

24時間体制で進められた北34条駅での排水作業。止水作業後は湧水が確認されていないという。
  • 24時間体制で進められた北34条駅での排水作業。止水作業後は湧水が確認されていないという。
  • 両ホーム再開後も赤い部分の箇所は利用できない。連絡通路も利用不可のため、両ホームとの行き来には一旦、改札階に出る必要がある。

札幌市交通局は12月25日、浸水以来、使用を中止している札幌市営地下鉄南北線北34条駅(札幌市北区)2番ホームを12月26日に再開すると発表した。これにより同駅では麻生、真駒内両方向とも通常通りに列車が発着する。

12月14日に浸水が確認された同駅では、12月17日から止水作業が進められてきたが、以来、湧水が止まっており、連絡通路の南側内壁を撤去しての調査でも湧水がないことが確認されたとして、12月25日には使用を停止している2番ホームやその出入口にある排水ホースを更に集約し移設、清掃を実施し、12月26日の再開に備えている。

両方向のホームが再開した後も、排水設備などの設置が継続されるため、2番ホームの一部など利用できない箇所が残るが、乗降自体には支障がないとされている。札幌市交通局では今後、「北側内壁の調査を行うとともに建設コンサルタント等の協力を仰ぎながら検討を進め、早期の恒久的対策の着手を目指します」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集