ドライバーズタイトル争いは#5 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と#20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が55の同ポイントで首位につけ、#1 ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が49ポイント、#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)が48ポイントで続き、この4人がチャンピオンの権利を持って最終戦に挑んだ。ただし全7戦中5戦のポイントが有効となるルールのため、ここまでの6戦すべてでポイントを稼いでいるキャシディと野尻は少ない方から2戦分が引かれ、有効ポイントはキャシディが42ポイント、野尻が43ポイントとなり、これが実質上の保有ポイントとなる。
午前に行われたノックアウト方式の公式予選では、Q1でキャシディに走路外走行があったとされ、該当ラップのタイム抹消処分を受けて最後列グリッドとなる波乱があった。山本、平川、野尻は順当に予選を勝ち上がり、8台でポールポジションを賭けてタイムアタックを行うQ3に進出。全車がコースレコードを更新するという、ハイスピードなタイムアタックの末、野尻が今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手は第2戦で優勝している#39 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)。そして山本が3番手。以下、#50 松下信治(Buzz Racing with B-Max)、#15 笹原右京(TEAM MUGEN)、#6 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#65 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)と続き、平川は8番手で予選を終えた。