自転車によるあおり運転、7人に1人が被害経験あり au損保調べ

自転車(イメージ)
  • 自転車(イメージ)
  • 6月30日から自転車によるあおり運転が処罰の対象になったことを知っているか
  • 自転車によるあおり運転を見たことがあるか
  • 自身が自転車からあおり運転を受けた経験があるか
  • あおり運転を受けたきっかけ
  • 自転車によるあおり運転の具体的な内容

au損保が実施した調査によると、車両運転者の7人に1人が自転車からのあおり運転を受けた経験があることが明らかになった。

2020年6月30日に施行された改正道路交通法では、あおり運転に対する罰則が規定され「妨害運転罪」として厳しく取り締まられるようになった。同法では、自動車やバイクはもちろん、自転車が他車両(自動車・バイク・自転車)に対してあおり運転をすることも新たに罰則の対象となった。

今回au損保では、全国の車両運転者(自動車・バイク・自転車利用者)の男女1500人を対象に、自転車からのあおり運転被害や、あおり運転を見たことがあるか、またどのような行為を受けたのかなどを調査した。

調査結果によると、6月30日から自転車によるあおり運転が処罰の対象になったことを知っている人は57.1%。自転車によるあおり運転が処罰の対象であることについて認知は進んでいるものの、まだ40%以上の人が知らないという結果になった。また、自転車によるあおり運転を見たことがある人は23.1%、自転車からあおり運転を受けた経験がある人は13.9%となった。

自転車からあおり運転を受けたことがある人に、あおり運転を受けたきっかけを尋ねたところ(自由回答)、「自身の走行スピードが遅かった」10.5%(22人)、「自身が車線変更や追い越しをした」6.7%(14人)、「自身がクラクションを鳴らした」3.3%(7人)と、きっかけになった可能性のある行為を認識する回答がある一方、「信号待ち、一時停止」4.3%(9人)、「きっかけが分からない」36.4%(76人)など、身に覚えのない理由であおり運転を受けた人も合わせて40.7%(85人)いることが分かった。あおり運転の対処法(自由回答)については、「すぐに逃げた」、「警察へ通報した」、「無視した」といった意見が多数あった。

自転車によるあおり運転を受けたまたは見たことがある人に、その具体的な内容を聞いたところ(複数回答)、「急な進路変更」が53.6%でトップとなった。以下、「危険・無理な追い越し」40.8%、「車間距離の不保持」38.4%、「不要な急ブレーキ」27.2%、「横から幅寄せをする」25.3%、「執拗にベルを鳴らす」24.3%、「逆走して進路をふさぐ」20.8%と続いた。

具体的には、「一時停止で止まったら、後ろから来た自転車の男性にしつこくベルを鳴らされた」、「シティサイクルに乗る男性に、車間距離を詰められ追いかけられた」、「スポーツバイクに乗る男性が、車道の中心を走って進路を妨害していた」、「自転車走行区分のある歩道で左端をゆっくり走行していたところ、後ろからベルを鳴らされその後幅寄せされ睨まれた」などの回答が寄せられた。

《纐纈敏也@DAYS》

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