自動で衝突を回避する「ROBOSHIP」、東京湾で実証実験---三菱造船など

観光汽船興業アーバンランチ
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三菱重工グループの三菱造船は、船舶の未来像としての“ROBOSHIP(ロボシップ)”を探求する業際横断型プロジェクトに参画し、11月11~12日の2日間にわたり東京都内の豊洲沖で、ロボシップ概念実証を実際の水上船舶を用いて行なった。

実証試験では、遠隔操作船と自動避航アルゴリズムを搭載した船舶による、衝突回避のデモを実施した。実証実験は内航船向け運航支援システムの開発・普及につなげることが狙いだ。

一連の実証試験は、海運会社および商社の4社が2019年に共同で設立した、船舶のEV化・デジタル化をめざす株式会社「e5ラボ」(本社:東京都)が推進する「業界の抱える課題をビジネスで解決しチャンスに変える価値共創プラットフォーム」として、e5ラボをはじめ造船・海運分野以外の企業も協力するプロジェクトの一環だ。

三菱造船は、海事に関するエンジニアリングおよびサービス、船舶の遠隔管制と自律航行サポート、船舶推進器のシステムインテグレーションを提供した。航路計画、針路制御、船速制御、衝突予防、避航計画などの機能を有する運航支援システムである「SUPERBRIDGE-X」を、観光汽船興業が東京湾クルーズなどで運用する「アーバンランチ」に搭載。さらに三菱重工が開発した遠隔で操船する無人船を用意し、アーバンランチと無人船の2隻を用いて、衝突を回避するデモンストレーションを実施した。

《高木啓》

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