スバル車専用『DIATONE SOUND.NAVI』×『DIATONEスピーカー』で得られる満足度は?

インプレッサ/スバルXV用『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデル。
  • インプレッサ/スバルXV用『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデル。
  • レガシィアウトバック用『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデル。
  • フォレスター用『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデル。
  • SUBARU車専用『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルの、「クロスオーバー」の設定画面。
  • SUBARU車専用『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルの、「イコライザー」の設定画面。
  • SUBARU車専用『DIATONEスピーカー・SR-GS100シリーズ』。
  • SUBARU車専用『DIATONEスピーカー・SR-GS300シリーズ』。
  • SUBARU車専用『DIATONEスピーカー・SR-GS500シリーズ』。

SUBARU車専用『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルが、ディーラーオプションナビとして用意されていることをご存知だろうか。それがこの度、刷新された。「音が良いこと」を特長の1つとする当機。さて、今回の新作ではその利点がどう伸長しているのか…。

当記事ではそこのところを深掘りする。そしてさらには、併せて用意されているSUBARU車専用『DIATONEスピーカー』もクローズアップする。なぜなら『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルは、それと組み合わせることで「音が良い」という特長が一層際立つこととなるからだ。その詳細をリポートする。

専用ドライブレコーダーと連携し、ドライブの安心・安全を強力にサポート!

最初に、SUBARU車専用『DIATONE SOUND.NAVI』の新ビルトインモデルの進化ポイントを紹介しておきたい。

なお、当機の設定があるのは、「インプレッサ」「スバルXV」「レガシィアウトバック」「フォレスター」、以上の4車種だ。そして当機は、これら4車種の純正インテリアと美しく融合する。“ビルトイン”とうたわれているとおり、ロータリースイッチやハードキー、そして周辺パネルまでが、センタークラスターパネルとの完全なる調和が目指され専用設計されているからだ。そこのところも大きな魅力となり、これまでも多くのSUBARUユーザーに選ばれてきた。

さて特筆すべき進化ポイントは、大きく2つある。まず1つ目は、「フォレスター専用モデルも加わり、全ラインアップがドライブレコーダーと連携したこと」だ。ナビとドライブレコーダーは、連携すると互いの良さが相乗効果で高まる。『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルとドライブレコーダーの場合は、主に3つの利点が発揮される。

1つ目は、「もしものときの安心感が向上すること」。ドライブレコーダーがあることで、万一のトラブルを映像で残せる。そしてさらに『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルでは、もしものときの手動録画がしやすく(ナビ画面にワンタッチするだけでOK)、駐車中のトラブルも記録可能だ。

利点の2つ目は、「映像の確認や設定をナビ画面で行えること」。通常のドライブレコーダーでは、本体に備わった小さなモニターで映像確認や設定を行わなければならず、機種によっては設定を自宅のパソコンで行うしかない場合もある。しかし当機なら車内の8型大画面でいつでも映像を見返せて、設定もシートに座ったままで行える。

そして利点の3つ目は、「ドライブの思い出をすぐに楽しめること」だ。印象的な道を走ったその映像を、いつでもナビ画面に映し出せる。しかも地図との2画面表示も可能だ。

サウンドチューニング機能を、ハイエンド機並みに強化!

その上で、新しい『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルは、音質性能的にもさらなる向上が果たされた。これが、新機種の特筆すべき進化点の2つ目だ。

ちなみに当機は、そもそも他のナビと比べて音質性能が際立って優秀だ。そこが新機種となり一層磨きが掛けられた。ポイントは2点ある。1つは「グラフィックイコライザー」の設定可能なバンド数が増えたこと。従来モデルでは「10バンド」だったところが「31バンド」へと飛躍的に増大した(フロントのみ)。

2点目は「グラフィックイコライザー」と「クロスオーバー」の設定をよりきめ細かく行えるようになったこと。例えば「クロスオーバー」のレベル調整は、従来モデルではリヤが1ステップ0.5dB刻みでリヤ以外が0.2dB刻みだったところが、新機種ではリヤが0.2dB刻みとなりリヤ以外は0.1dB刻みとなっている。倍以上の精度で絶妙な値に設定できる。

ところで市販の『DIATONE SOUND.NAVI』は、『NR-MZ200シリーズ』までは2グレードが設定されていた。ハイエンドカーオーディオメインユニットと呼ぶに相応しい超高性能なサウンドチューニング機能を携えた『PREMIグレード』に加えて、機能が縮小されている『スタンダードグレード』のモデルも用意されていた。つまり従来の『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルは、ユーザーが操作可能なサウンドチューニング機能は『スタンダードグレード』のモデルと同様だった。しかし新機種では、そこのところが『PREMIグレード』に相当するレベルにまで拡張されたというわけだ。

SUBARUでは、最先端技術が注入された『DIATONEスピーカー』もオプション展開!

なおSUBARUは、ディーラーオプションスピーカーもさまざまラインナップしているのだが、“DIATONE”の高音質技術が注入されたスピーカーも3機種が用意されている。もしも『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルを使うのであれば、できることなら『DIATONEスピーカー』を併せて導入したいところだ。そうすれば、ナビの高音質性能が一層強力に発揮されることとなるからだ。

ちなみに“DIATONE”はかつてのオーディオブームの時代以降、プロ用、コンシューマー用問わず特にスピーカーの名機をさまざま輩出してきた名門ブランドだ。その当時から「原音に忠実に再生すること」にこだわり抜き、「演奏者の息遣いや心の奥のひだまで再現する」こと等をポリシーとしていた。そしてこのSUBARU車専用『DIATONEスピーカー』も、その精神と技術が継承され開発されている。その上でさらには最先端技術も注入されていて、結果、これでなければ聴けないハイクオリティなサウンドを楽しめるスピーカーに仕上げられている。

その『DIATONEスピーカー』に採用されている最先端技術とは、『NCV』だ。『NCV』とは、カーボンナノチューブと数種類の樹脂の最適な配合・成型によって生まれた革新的な素材で、スピーカーの振動板素材としての理想的な特性を有している。SUBARU車専用『DIATONEスピーカー』ではそれがツイーターとミッドウーファーの両方に採用されているので、高音から低音までハイスピードでレスポンスに優れたリアルなサウンドを再生できる。

用意されている機種は計3モデル。予算とサウンドの好みに合わせてベストな機種を選択できる。

SUBARU車専用『DIATONEスピーカー』各機ごとに最適なサウンドチューニングがプリセット済み!

ところで『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデルには、車種ごとに専用のサウンド調整データがプリセットされている。しかもそのデータは、音のプロである“DIATONE”のエンジニアによって設定されたものだ。

なおこのプリセットデータは、市販『DIATONE SOUND.NAVI PREMI』モデルと同一のチューニング機能を用いて調整されている。つまり、ハイエンドカーオーディオ愛好家が専門店にチューンングを任せることで得られているレベルのクオリティで、音調整があらかじめ完了されているというわけだ。

しかも純正スピーカーに加えて、SUBARU車専用『DIATONEスピーカー』の各機ごとでもデータが用意されている。もしも何らかの専用『DIATONEスピーカー』を導入したら、スピーカーの選択画面でそれを選べば、そのスピーカーの特長・特性に合ったチューニングデータを呼び出せる。

かくしてそのシステムで音楽を再生すると、サウンドステージが目の前にリアルに展開されることとなる。ボーカルがセンターにくっきりと浮かび上がり、そのボーカルの声がクリアに質感高く再現される。そして、ポップスはもちろんジャズやクラシックの音源に収められているような繊細な低音も豊かな量感で鳴り響く。音場の臨場感も極めて高い。

ちなみに、このような再現性を発揮できるキモとなるのは、“DIATONE”だけが唯一可能としているスペシャル機能、「マルチウェイ・タイムアライメント」が搭載されているからでもある。これを駆使することで、ハイエンドカーオーディオシステムでしか行えない緻密なスピーカー制御が、通常のスピーカーセッティングでも可能となるのだ。

SUBARU車の購入を計画中で、しかも「ドライブと音楽はセット」だという音楽好きなドライバー諸氏は、『DIATONE SOUND.NAVI』のビルトインモデル×『DIATONEスピーカー』という高音質オプションの組み合わせを手にできることを、くれぐれもお忘れなきように。これを選べばSUBARU車とともに過ごすカーライフが、一層充実することは間違いない。

《太田祥三》

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