IDOMは8月25日、CaaS(カー・アズ・ア・サービス)事業を手がける子会社のIDOM CaaS Technology(イドムカーステクノロジー)が、大手金融事業者から第三者割当増資で事業拡大のための資金約3億7000万円を調達した、と発表した。
自動車の所有や利用方法に対する消費者の価値観が多様化する中、IDOMではサービスとしてのクルマの価値を提供する事業「CaaS」という各種サービスを展開している。中古車定額乗り換えサービスの「ノレル」や個人間カーシェアサービスの「GO2GO」など。
これらサービスの拡張的な成長を目指すため、今年4月にCaaSを手がける事業を分社化して「IDOM CaaS Technology」を新設した。
今回、同社が保有するCaaSプラットフォームやサービスの改善・強化を目的に資金調達を実施した。これまで培ってきた事業基盤や競争優位性の発展を図るとともに、今後はこれまで以上に外部パートナーとの共創関係を構築することで、新しい価値提供に取り組む方針。既存事業と連携しながらモビリティやAIをはじめとしたデータやテクノロジーを用いてサービスを開発・拡張する。
また、今回の資金調達先である大手金融事業社と戦略的なパートナーシップを結び、新たな価値創造を図る。