【竹岡圭の大きな夢を】第10回「ラリーは僕の人生そのものです」オサムファクトリー福永修さん

福永修さん(右)
  • 福永修さん(右)
  • 福永修さん
  • 福永修さんのシュコダ・ファビアR5
  • THREE FIVE MOTORSPORTのメンバーと福永修さん(右手前)

『竹岡圭の大きな夢を』第10回は、京都のモータースポーツショップ&ラリーチーム「OSAMU-FACTORY(オサムファクトリー)」の代表、福永修さん。そのチームオサムファクトリーのメンバーの皆さんは、とにかく明るい! 和気あいあいと楽しいチームなんですよね。

きっとそれもオサムさんのお人柄の表れだと思います。初心者でもきちんと親切に面倒を見てくださるチームなので、モータースポーツをこれから始めたいという方にもオススメできちゃいますよ~。

THREE FIVE MOTORSPORTのメンバーと福永修さん(右手前)THREE FIVE MOTORSPORTのメンバーと福永修さん(右手前)

一度はあきらめたモータースポーツ競技への道

さて、そんな修さんが、モータースポーツに興味を持ったのは高校生の頃だそう。そこに至るまでの少年の頃は、まずはマンガの影響でバイクに興味をもち、若かりし時はたくさんの峠を走っていたとのことですが、ある時、峠でバスと衝突する大事故に。その結果、右手複雑骨折で障害を負って握力がなくなり(再びバイクを乗りこなすまでの筋力をつけるためのリハビリには、多大な時間が必要だったそうです)、2輪ほど身体に負担の掛からない4輪へと興味が移っていったんだとか。

そしてこの頃、お兄様が4輪のダートトライアルをやっていたそうで、その影響もあって真剣勝負の競技の世界に入りたいと思い、19歳の時にライセンスを取得。6万円の中古車を購入して、ダートトライアルを始めたのが競技人生の始まりだったんだとか。

滑り出しは順調でしたが、勝負を賭けて挑んだ大会で大クラッシュ。マシンは全損となり、その上に借金がかさみ、一旦はモータースポーツ競技への道をあきらめたんだそうです。

競技としてのモータースポーツはあきらめたけれど、それならばクルマ好きが集まる自分のお店を創ろう!と、イチからメカニックの勉強を始めたオサムさん。23歳の時にオサムファクトリーを創業します。若かりし日の独立で失敗の連続、仕事に追われる日々だったそうですが、やっぱりいつか競技に復活したいという思いは持ち続けていたそうです。

そんなある日、偶然にも知り合いの方が、突然競技に出場できなくなるというアクシデントがあり、4年ぶりに急遽ドライバーとしてハンドルを握ることになるんですね。そして、その大会で優勝してしまうんです!

そうなるとやっぱり、モータースポーツ競技に復活したい! という思いが強くなり、また同時期にオーストラリアのパースの街で開催された世界ラリー選手権(WRC)にメカニックで同行したことで、モータースポーツ競技熱が復活! 26歳の時にいつかはWRCに出場するぞ! と決意され、ラリーを始められます。そして、33歳のときに、WRCラリージャパンに出場。その後も、世界の大会を含めて参戦され続けているんですよね。

福永修さんのシュコダ・ファビアR5福永修さんのシュコダ・ファビアR5

「障害があってもMTを運転したい!」の声に応えて

一度はあきらめた競技への道。そして復活。その後はずっと競技人生を続けていらっしゃるオサムさんですが、ともすると悪いイメージを持たれてしまうこともあるモータースポーツを、きちんと世間に認知してもらうための活動も行っていらっしゃいます。

例えば、安全の講習会やクルマの感覚を身に着ける練習会、ABS等の安全装置の体験、飲酒運転撲滅運動等々。そしてそんな中で、障害をお持ちの方と接する機会があり、クルマで外に出る自立支援のお手伝いを志されるんです。

そこで誕生したのが、手動運転装置アクティブクラッチ。「障害を持っていても、MT(マニュアルトランスミッション)のクルマを運転をしてみたい」という要望が多くあることを知り、またより安心感のあるオールジャパンの運転補助装置の製品が求められていることがわかったことで、オサムファクトリーとして手動運転装置を自社開発します。

この手動運転装置アクティブクラッチのいいところは、車種問わず取り付けできること。オサムさんは、障害の枠を超えてクルマを楽しむということを、世界に広めていきたいという目標を持っていらっしゃるんですよね。まさにこれ大共感!!! とっても素晴らしいことだと思います!

全日本ラリー、ダートラ、ジムカーナ、すべてでクラス優勝を

福永修さん福永修さん
さて、モータースポーツ以外に大して熱中していることはないと語るオサムさんですが、ご自身のモータースポーツに関しての今シーズンの目標は「全日本ラリー、ダートラ、ジムカーナに全て出場してクラス優勝をコンプリートしようと考えておりましたが、今年はコロナの影響で難しくなりましたので、WRC3でラリージャパンにスポットで参戦する予定です。WRC3でクラス優勝を狙いたいです」とのこと。

ご自身がモータースポーツを楽しむ姿を見せながら、是非、国境を越えて、ハンディキャップを超えて、みんながモータースポーツを楽しめる世界を創ってくださいね!

「福永修さんにとってラリーとは?」
ラリーは僕の人生そのものです!

「福永修さんからのメッセージ」
早くコロナが収束して気兼ねなくモータースポーツが出来る事を切に願います。

《竹岡圭》

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