JR九州熊本支社は7月1日、豊肥本線が全線再開する8月8日から熊本~別府間の運行となる特急『あそぼーい!』用キハ183系1000番台の燃料に「バイオディーゼル」を導入すると発表した。
バイオディーゼルは、菜種油や廃食用油などから生成されるディーゼルエンジン用のバイオ燃料で、気動車の燃料として使われている軽油と比べて、喘息や酸性雨の原因とされている硫黄酸化物(SOx)の排出を、2分の1から3分の1程度まで減らすことができるため、環境に優しい燃料と言われている。
今回の導入に際しては、7月31日まで熊本駅コンコースのみどりの窓口前に「廃油ステーション」を設け、ペットボトルなどの蓋付き容器に入れた家庭排出の廃油を受け付ける。バイオディーゼルは8月8日から1か月程度、従来の燃料と混合して利用される予定。