スズキのインド子会社のマルチスズキは6月12日、『セレリオ』(Suzuki Celerio)に最新の天然ガス車の「S-CNG」を設定した、と発表した。
セレリオは2014年2月、インドで開催されたデリーモーターショー2014でワールドプレミアされた。アジアや欧州などで販売されており、Aセグメントに属するスズキのグローバルコンパクトカーだ。
セレリオのS-CNGは、4月からインドで施行された新排出ガス基準の「BS6」に適合したCNG車。BS6は、欧州のユーロ5に相当する新基準で、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を、およそ25%削減することが求められる。
マルチスズキは、幅広い車種に天然ガス車のS-CNGを用意している。セレリオのS-CNGには、デュアルECU(電子制御ユニット)とインテリジェント噴射システムを搭載する。マルチスズキによると、あらゆる道路で最適なパフォーマンスと高い運転性を実現するという。
なお、セレリオのS-CNG は、CNGが1kgあたり、30.47kmの燃費を達成する、としている。