新宿駅、東西の通り抜けがフリーパスに…自由通路がいよいよ供用 7月19日から

現在の新宿駅構内。
  • 現在の新宿駅構内。
  • 新宿駅西口。写真中央付近地下が現・西口改札のある北通路で、ここが拡幅され自由通路になる。現状の東西自由通路は写真左側地下、丸ノ内線新宿駅の構内のみ。
  • 現・西口改札(6月5日)。新改札は前方右手になる。
  • 現・西口改札を90度南側に移設して誕生する西改札のイメージ。
  • 現・東口改札を90度南側に移設して誕生する東改札のイメージ。手前が自由通路。
  • 東西自由通路整備前(上)と整備後(下)の構内。自由通路は延長100mほどで、東西改札と、みどりの窓口、券売機が通路沿いに移設される。
  • 改修前の東口
  • 歩行者空間が拡張される東口駅前広場のイメージ。全体の整備は2021年3月に完了する予定。

JR東日本東京支社は6月2日、新宿駅(東京都新宿区)の東西自由通路を7月19日から供用開始すると発表した。ただし、列車の運行状況などにより7月24日に延期されることがある。

この自由通路は、東京都新宿区が2010年に策定した「社会資本総合整備計画(新宿駅周辺整備)」に基づき、2012年9月に着手されたもので、新宿駅地下コンコースの北通路を8mほど拡幅した25m程度とし、現在の東口改札と西口改札、東口のみどりの窓口や券売機が、通路に沿った位置に移設される。

これにより、現在は通り抜けに入場券を購入する必要がある北通路部分がフリーパスとなり、新宿駅の回遊性や利便性が向上する。

合わせて、新宿駅に設けられている各改札の名称が、新南、甲州街道、ミライナタワーの各改札を除いて変更され、東口改札が「東改札」、西口改札が「西改札」になるなど、改札名から「口」の文字が消える。なお、出口としての「東口」「西口」の名は残る。

また、改札内コンコースでは24人乗りエレベーターがさらに整備され、すでに供用開始されている優等列車用の9・10番ホーム、中央総武緩行線(千葉方面)と山手線(内回り)が発着する13・14番ホームに加えて、6月28日には中央総武緩行線(三鷹方面)と山手線(外回り)が発着する15・16番ホーム、7月中旬には中央線快速(下り)用の11・12番ホームでも供用を開始する。

このほか、7月中旬には東口駅前広場の歩行者空間が拡張され、「ルミネエスト新宿前」の駅前広場に設けられる、パブリックアートを用いた賑わい空間の整備が完了する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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