パーク24の業績に影 新型コロナで外出自粛、レンタカー保有台数削減も

タイムズカーシェア
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パーク24は4月16日、新型コロナウイルスの影響を発表した。

それによると、国内の駐車場事業は政府や各自治体からの外出自粛要請に伴う移動の減少などの影響で、タイムズパーキングの2020年3月の売上高は前年同月比は10.2%減となった。このため、管理・メンテナンスの効率化を図るとともに、新規開発については収益化が可能な物件に絞って開発する。

モビリティ事業では、レンタカーの「タイムズカーレンタル」は法人、個人ともに日常的な移動の減少に加え、インバウンド含む観光需要減少の影響を受けて貸出件数が減少している。需要減少を受けて今後は、保有車両台数、店舗スタッフ数の適正化を図る。

カーシェアリングサービス「タイムズカーシェア」も個人、法人ともに外出自粛要請に伴う移動減少の影響などから貸出件数が減少している。ただ、会員数は着実に増加しているため、収益性が見込めるエリアへの車両設置は継続する。

海外の駐車場事業では、有人駐車場を省人化するなどの施策を実施して営業を継続しているが、一部の国で政府から強制力の強いロックダウンや行動規制が発令されていることから、稼働に大きな影響が出ているという。今後、コスト抑制策を進めていく方針だ。

また、業績への影響については、各都道府県知事による外出自粛要請の発表や、政府の緊急事態宣言発令がグループの事業に大きた影響を及ぼしており、業績予想の前提としていた事業環境と異なっている。ただ、現時点で感染問題は収束しておらず、未確定要素が多くて精査が必要なため、影響が明らかになった時点で公表するとしている。業績発表(2020年10月期第2四半期)は5月28日を予定しているものの、海外子会社の監査などの問題で。遅れる可能性もあるとしている。

《レスポンス編集部》

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