VW乗用車の営業利益16.8%増、世界新車販売が好調 2019年通期決算

2019年通期決算を発表するフォルクスワーゲングループのヘルベルト・ディースCEO
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フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は3月17日、フォルクスワーゲン乗用車ブランドの2019年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、総売上高は884億0700万ユーロ(約10兆3995億円)。前年の845億8500万ユーロに対して、4.5%増加した。

また、2019年通期の営業利益は、37億8500万ユーロ(約4450億円)。前年の32億3900万ユーロに対して、16.8%増と2桁の増益を達成した。

2019年通期も増益となったのは、堅調な新車販売による部分が大きい。2019年の世界新車販売台数は627万8300台。前年比は0.5%増と4年連続で前年実績を上回った。

2019年の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年比1.7%増の316万3200台と、2年ぶりに増加した。中国を含めたアジア太平洋地域も、0.8%増の331万2500台と、2年ぶりに前年実績を上回る。

また北米は、前年比1.6%減の56万4900台と、2年連続の前年割れに。このうち米国は36万3400台を売り上げ、前年比は2.6%増と、3年連続のプラスとなった。

ロシアは、前年比1.6%減の10万4400台と、3年ぶりの前年割れだ。主力市場の欧州は、前年比0.9%増の176万3800台と、2年連続で増加した。地元ドイツも5.3%増の56万9900台と、2年連続で前年実績を超えている。

《森脇稔》

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