ボッシュ、モビリティソリューション事業を強化

ボッシュのモビリティソリューション事業のイメージ
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ボッシュ(Bosch)は、モビリティソリューション事業を強化すると発表した。

代替モビリティへの移行が進む中、ボッシュはモビリティや車がなくなるわけではないと見ている。ボッシュは、モビリティソリューションのリーディングプロバイダーとして、引き続き有利な立場にあるという。自動車業界における根本的な大変動には、ボッシュにとって大きな機会が潜んでいると予測する。

その中には、未来のモビリティに対する需要の高まりがある。国際交通フォーラム(ITF)によると、個人のモビリティは2015年から2030年の間に、世界で50%近く増加するという。ボッシュは近い将来において、車が最も選ばれる輸送手段であり続けると予想する。そして、車にはさらに安全かつ便利で環境に優しい輸送手段になる見込みが充分にあるという。

モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)、そして燃料電池といった新しいテクノロジーも、代替モビリティへの移行をさらに推進することにつながる。ボッシュはこれらの開発分野への早期参入が、利益につながると見ている。

また、eモビリティ市場に新規参入する自動車メーカーからは、コンポーネントよりも完全なソリューションに対する需要が高まりつつある。ボッシュは、より多くのシステム事業から、数十億ユーロの売上を予想。今後、ボッシュはさらにエレクトロニクスやソフトウェアに対するトレンドからも、恩恵を受けると見られる、としている。

《森脇稔》

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