
「ドライブレコーダーが映し出す映像って、車内でずっと見ないですよね。まして夜間は映像画面がまぶしいと感じる人が多い。そこで、あえてドラレコ本体の画面を省略して、スマホ側でチェックできるようにした」(セルスター工業)
オプションの後方カメラGDO-28と組み合わせれば、前後録画も可能。スマホでチェックできるこの無線LAN搭載ドライブレコーダーCS-71FWについては「年内には発売できるようにしたい」とも話していた。
◆常磐道事件で需要が高まる2カメラ車内録画モデル


「もともとは、車内を映すドラレコは、タクシーなどの業務用で普及したけど、2019年の常磐道あおり殴打事件で、車内を映すインカメラタイプを選ぶ人が増えてきた」(同社)
後方カメラ横に1.44インチの液晶画面がつく。この液晶画面で、レンズのアングル確認もできる。CS-61FHは「3~4月に発売をめざして調整中」と、平面映像の360度ビューを実現するCS-62FHは「年内発売をめざす」と担当者は伝えていた。
◆ブース内でドラレコ・セーフティレーダーの即売会も実施
セルスター工業ブースでは、「自社工場一貫生産」「日本製」「3年保証」といった文字が踊る即売会コーナーも注目を集めた。「令和最初のアウトレットセール」と題した東京オートサロン2020限定即売は、ドライブレコーダー「CS-11FH」「CSD-570FH」「CSD-630FH」「CSD-660FH」「CSD-670FH」「CSD-790FHG GDO-15」、セーフティレーダー「AR-11EA」「AR-43GA」「AR-W53EA」「AR-W63EA」「AR-W83EA」などを特価で販売。
さらに、即売会購入者を対象とした「年始めの運だめし セルスターくじ」と題したくじ引きには1等に最新2カメラドラレコ「CS-91FH」が当たるということで、来場者のなかには、価格とモデルを比較し迷う人の姿も。
同社担当者は、「ドライブレコーダーの需要はクルマ本体よりも高いと感じている。あおり運転や逆走事故などに不安を感じているからか、生産が追いつかない状況。できるだけ早く、さらに進化したモデルを提供していきたい」とも話していた。