高齢化・過疎化が進む地域の移動…住民同士サポート 新潟・山古志で実証実験

モビリティプラットフォーム「CREW」(イメージ)
  • モビリティプラットフォーム「CREW」(イメージ)
  • モビリティプラットフォーム「CREW」(イメージ)

Azitと中越防災フロンティアは、新潟県・山古志地域の移動サポート施策として、Azitが運営するするモビリティプラットフォーム「CREW」を利用した実証実験を開始した。

山古志地域では、2004年に発生した新潟県中越地震をきっかけに路線バスが運休・減便、2007年には廃止が決定。現在は、中越防災フロンティアが主体となりコミュニティバス「クローバーバス」を運行しているが、高齢者の多い地域住民の移動需要を賄いきれず、移動手段の確保は喫緊の課題となっている。

今回の実証実験に利用するCREWは、「乗りたい」と「乗せたい」を繋げるモビリティプラットフォーム。アプリを起動して出発点と到着点を設定すると、近くを走るCREWパートナーと呼ばれるドライバーとマッチングし、好きな場所まで送ってもらうことができる。

実証実験は12月20日までの約1か月間実施し、高齢者を中心とした山古志地域の住民の移動をサポートする。Azitと中越防災フロンティアは、今回の取組みを通して利用実態を調査し、住民にとってより快適な移動手段の確保を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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