ジェイ・アール北海道バスが自動車学校を運営へ…JR北海道グループの子会社を再編 2020年4月1日

JHB:ジェイ・アール北海道バス
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JR北海道グループは10月10日、同グループの連結子会社であるジェイ・アール北海道バスと札新開発が2020年4月1日に合併すると発表した。

ジェイ・アール北海道バスは、1987年4月のJR北海道発足時に北海道内の旧国鉄バス路線を承継し誕生した、JR北海道直轄の「JR北海道バス」が前身で、2000年4月には分社化されて現在に至っている。

一方の札新開発は、札幌市中央区にある桑園(そうえん)自動車学校の運営をおもな事業としている。

両社はジェイ・アール北海道バスを存続会社として合併することになっており、社名や自動車学校の名称は変更されない。

JR北海道グループによるとこの合併は「少子高齢化や自動運転技術の進歩などの社会情勢の変化に備え、経営基盤の強化を図ることを目的」としており、合併後はバス会社が自動車学校の運営も行なうことになる。

このほか、JR北海道グループでは、レンタカー事業などを手がけるジェイアール北海道レンタリースと、広告や出版事業などを手がける北海道ジェイ・アール・エージェンシーも「鉄道の営業体制及び経営基盤の強化を図ることを目的」として合併することになっており、存続会社はジェイアール北海道レンタリースとなるが、社名は「JR北海道ソリューションズ」に変更される予定。

この合併により、かつては北海道版の時刻表を手がけ、JR北海道の車内誌を発行している「北海道ジェイ・アール・エージェンシー」の名が消えることになる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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