山手線の一部が夕方まで運休に…品川駅の線路切換工事 11月16日

2011年から駅改良工事や品川~田町間新駅(高輪ゲートウェイ駅)設置に向けた工事が進められている品川駅。写真は2013年の様子。
  • 2011年から駅改良工事や品川~田町間新駅(高輪ゲートウェイ駅)設置に向けた工事が進められている品川駅。写真は2013年の様子。
  • 品川駅線路切換工事の概要。
  • 2段階に分けて行なわれる京浜東北線北行と山手線外回りの対面乗換え化。現在(上)は、階段やコンコースを通っての乗換えを余儀なくされているが、今回の線路切換工事実施後には3番線を使用停止にして京浜東北線北行を使用停止中の4番線へ移設(中)。空いた3番線部分をホーム拡幅スペースに充てることで対面乗換えが可能となる(下)。
  • 11月16日初電から16時頃までの関連線区の運行計画。
  • 11月16日16時頃から終電までの関連線区の運行計画。

JR東日本東京支社は9月17日、山手線や京浜東北線の一部区間を11月16日に運休すると発表した。

これは、2022年頃開始予定の品川駅(東京都港区)における京浜東北線大宮方面(北行)と山手線外回りとの対面乗換えや、2020年春頃に予定されている高輪ゲートウェイ駅(東京都港区)の開業に伴なう線路切換工事によるもの。

工事は11月15日終電から11月17日初電にかけて行なわれ、11月16日は山手線大崎~東京~上野間が初電から16時頃まで、京浜東北線品川~田町間が終日運休する。

その代替として、上野東京ライン品川~上野間、埼京線大崎~赤羽間、東京臨海高速鉄道りんかい線で増発。東京地下鉄(東京メトロ)全線、都営地下鉄全線、東京臨海高速鉄道りんかい線全線、東京急行電鉄(東急)全線、京浜急行電鉄(京急)全線への振替輸送も実施する。

運休時間中は、山手線が大崎~新宿~池袋~田端~上野間で通常の7割程度の運行で折返し運転。京浜東北線は北行が田町駅、大船方面への南行が品川駅で折返しを行ない、南行の品川~蒲田間は通常の8割程度の運行となる。北行は通常の運行本数となるが、快速は運行されない。

また、田町~東十条間では作業の都合で15時から15時20分頃まで運行を見合わせる。

16時頃以降は山手線が再開するが、18時頃までは通常の7割程度の運行となる。京浜東北線は北行が田町駅と東十条駅での折返しとなり、田町~東十条間は通常の5割程度の運行となる。南行の運行態勢は変わらない。

今回の線路切換工事後は、山手線と京浜東北線北行の線路が東側へ移設されることになり、京浜東北線北行の停車番線を3番線から4番線に変更。3番線は使用停止となる。

2022年頃には現在の3・4番線ホームが4mほど拡幅され、対面乗換えが開始される。その際、現行の1番線ホームは山手線内回り専用となる。

なお、今回の工事が悪天候などの事情により実施不能となった場合は、12月13~15日に延期される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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