【SUPER GT 第6戦】GT300クラスも優勝はレクサス…吉本大樹&宮田莉朋のRC Fが予選12位から逆転V

優勝を飾った#60 RC F。
  • 優勝を飾った#60 RC F。
  • GT300クラスの表彰台頂点に立つ(左から)吉本と宮田。
  • 決勝2位の#720 マクラーレン。
  • 決勝3位の#88 ランボルギーニ。
  • 決勝4位の#4 メルセデス。
  • 決勝5位の#96 RC F。
  • 決勝6位の#55 NSX。
  • 決勝7位の#65 メルセデス。

8日に決勝レースが行なわれたSUPER GT第6戦オートポリス。大混乱の一戦でGT300クラスウイナーとなったのは吉本大樹&宮田莉朋のRC Fだった。予選12位からの逆転勝利で、レクサスにGT500クラスとのダブルウインをもたらしている。

天候に翻弄され、タイヤ選択等々の状況も複雑に絡むなか、GT500クラス以上に乱戦の様相を呈したのがGT300クラスだった。そんな状況下で最終盤に猛攻を見せ、ライバルをパスし続けて先頭に躍り出たのが#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹&宮田莉朋/タイヤはダンロップ=DL)である。最終的には後続に12秒差をつけてのトップフィニッシュ、今季初勝利を飾った。

同じレクサスRC F GT3で戦う別のチームが今季既に2勝している一方、吉本らの#60 RC Fはハーフポイント決着だった開幕戦の7位が決勝最高成績と伸び悩んでいた。しかし今回は終盤、乱戦を断つ快パフォーマンスを参戦100戦目の頼れるベテラン吉本大樹(ひろき)が披露し、見事に勝利をつかんだ。

#60 RC Fは今季からタイヤをダンロップに変更。タイヤパートナー変更年にいきなり結果を出すのは難しいことであり、トヨタ系若手精鋭のひとりである宮田莉朋(りとも)も「今年は全サーキットが挑戦」という意識で戦ってきたという。そして今回、「すべてが噛み合えばこうして結果を出せるということが証明できました」(吉本)。陣営の努力が、ひとつの結実を見た。

吉本は労苦をともにしてきたチームやダンロップの仲間たちに対し、「今回の優勝はみんなに『ありがとう』じゃなくて、『おめでとう』と言いたいです」という印象的な言葉で締めている。そして宮田は「これに満足せず、次のSUGO戦でも優勝を目指し、吉本選手やチーム、ダンロップのみなさんと頑張っていきたいです」と決意を新たにしていた。SUGOにはマシン相性もいいようなので、連勝の期待も高まる。

第6戦オートポリスのGT300クラス決勝2~6位は以下の通り。

2位 #720 McLaren 720S(荒聖治&A.パロウ/ヨコハマ=YH)
3位 #88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史&元嶋佑弥/YH)
4位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝&片岡龍也/YH)
5位 #96 K-tunes RC F GT3(新田守男&阪口晴南/ブリヂストン=BS)
6位 #55 ARTA NSX GT3(高木真一&福住仁嶺/BS)

2位の#720 マクラーレン、3位の#88 ウラカンはいずれもレース終盤にトップを走行するシーンがあったが、最後は#60 RC Fの追い上げに屈している。今季2勝の#96 RC Fは今回5位。6位の#55 NSXはドライバーズポイント首位をキープし、ランク2番手に上がってきた#88 ウラカンを5点リードして残り2戦へ。

今大会からのドライバー変更があった昨季王者陣営 #65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥&菅波冬悟/BS)は決勝7位。ポール発進だった#25 HOPPY 86 MC(松井孝允&佐藤公哉/YH)は16位。

GT300クラスのドライバーズポイント上位は6.5点差に4陣営がひしめき、まだまだ混戦模様だ。前出のトップ2に続き、ランク3番手は#96 RC Fで首位とは5.5点差。ランク4番手は今回決勝8位だった#56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴&S.フェネストラズ/YH)で、首位とは6.5点差。ランク2~4番手は1.5点という僅少差になっている。

SUPER GTの次戦第7戦は9月21~22日、宮城県のスポーツランドSUGOでの開催。魔物が棲むといわれるSUGOで上位接戦のGT300クラスからどこが抜け出すのか、大いに注目される。

《遠藤俊幸》

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