JR東日本は9月3日、Suicaの鉄道利用でポイントを付与するサービスを10月1日から開始すると発表した。
JR東日本のポイントサービスである「JRE POINT」は、これまでエキナカや駅ビル、クレジットカードの利用で付与されてきたが、10月1日以降にJRE POINTに登録したSuicaでJR東日本エリアの鉄道を利用した場合、在来線の乗車やSuicaグリーン券の購入、モバイルSuica定期券の購入で1回ごとに額に応じて付与される。
対象となるSuicaは、モバイルSuica(モバイルSuica定期券を含む)とカードタイプの記名入りSuicaで、モバイルSuicaの還元額は2%、カードタイプのSuicaは0.5%となる。
1ポイントは1円換算で、モバイルSuica定期券を除いて、1ポイント未満の利用となっても1ポイントが付与される。ポイント算出の際、1ポイント未満の端数は切捨てとなる。
ポイントが付与される時期は、乗車日または定期券利用開始日の翌月下旬以降となる。モバイルSuica定期券の場合は、他社線に跨るものでも、合算額がポイント対象となるが、払い戻した場合はポイントを返還する必要がある。
また、2020年春以降は「タッチでGo!新幹線」の利用で2%のポイントを、同年12月以降はSuicaの回数券的な繰返し利用で乗車1回分のポイントを、2021年春以降は「えきねっと」での切符購入額に応じたポイントを付与するサービスも開始される予定で、付与されたポイントは、2021年春以降に座席のアップグレードや在来線特急を利用できる特典チケットの交換でも利用可能となる。