ボルグワーナー(BorgWarner)は、中国で開幕した上海モーターショー2019において、電動パワートレイン車向けの完全統合型ドライブモジュール、「eAxle iDM」を初公開した。 ボルグワーナーの「iDM」は、新開発のモジュラー式電動パワートレインだ。iDMには3つの仕様として、「iDM XS」、「iDM S」、「iDM M」を用意する。乗用車や商用車のフロントアクスル、リアアクスルに簡単に組み込めるのが特徴だ。iDMは、パッケージの小型化、簡素化、高効率化を可能にし、車両の動きとエネルギー管理の高度な制御のためのオプションとして機能する最適なソフトウェアを提供する。 このソフトウェアアーキテクチャーは現在の市場要求を満たし、「AUTOSAR」などの一般的なプラットフォームへの適合が容易だ。さらに、車載用電子部品の安全性要求レベルで最も高い基準とされる「ASIL D」にも対応する。現在の車両システム内で交換されるデータ量の増大に対処するため、ボルグワーナーの最新のパワーエレクトロニクスは、「CAN」または「CAN FD」バスと合わせて使用できる。 iDMの主なメリットには、アーキテクチャに拡張性がありモジュラー方式であること、利用可能なギア比および電気モーターのサイズの範囲が幅広いことがある。直流(VDC)の250~450ボルトで動作し、パワーは122~218hp、トルクは255~388kgmと、強大なトルクを発生する。
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