ドコモと伊藤忠、米国でIoTを使って傭車の運行を見える化する実証実験を実施へ

UDトラックス・クオン(参考画像)
  • UDトラックス・クオン(参考画像)
  • IoT向け通信規格「LTE-M」を活用して、傭車の運行状況を見える化するソリューションの実証実験の概要

NTTドコモは4月19日、米国現地法人のNTTドコモUSA、伊藤忠ロジスティクスの米国の物流業子会社が、IoT向け通信規格「LTE-M」を活用して、傭車(自社保有ではない運搬車両)の運行状況を見える化するソリューションの実証実験を5月1日から米国で開始すると発表した。

傭車に設置したIoT端末から、LTE-Mにより位置情報や急ブレーキの頻度など、運行状況を自動収集する。従来、到着確認はドライバーへ電話で確認していた、実証実験では専用ポータルサイトで、位置情報や急ブレーキの頻度を表示、リアルタイムで閲覧できるほか、傭車が配送先に近づくと配送先と伊藤忠ロジにメールで通知、運行状況を見える化する。

メール通知がされることで配送先は配送状況を把握できるため、時間を有効活用できる。実証実験では、伊藤忠ロジの米国子会社の配送ネットワークを活用し、運送の位置管理、安全管理の有効性を検証する。

伊藤忠ロジが取得する情報は他にも温度や湿度、明るさなど、運送品に合わせたニーズに対応可能で、傭車を選択する際に役立てられる。

傭車の運行状況を見える化するソリューションで、必要な機能や各種センサーで取得するデータを検証し、LTE-Mを活用したソリューションの有効性を評価する。実証実験は5月1日から6月28日まで実施する。

今後、ソリューションを米国以外の日本やアジアでも展開していくことを目指す。

《レスポンス編集部》

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