JR北海道は、3月31日が最終運行となる石勝線夕張支線に関連して「石勝線(新夕張・夕張間)をご利用予定のお客様へのご案内」という呼びかけを行なっている。
これによると、3月31日は安全確保のため、駅舎内やホームなどで入場制限を行なうことがあるとしており、とくに混雑が予想される下り最終列車(新夕張18時36分発夕張行き)、上り最終(ラストラン)列車(夕張19時28分発追分行き)には乗車できないことがあるとしている。
また、当日は夕張14時35分発新夕張行きの発車に際して、夕張駅周辺でお別れセレモニーが開催される予定となっているが、悪天候の場合は中止になるという。
夕張支線は、3月16日のダイヤ改正から全列車が臨時列車となり、改正前より3往復多い8往復での運行となっているが、千歳発着の直通列車はなくなり、夕張19時28分発の追分行き最終列車を除いて、全列車が新夕張折返しとなっている。
筆者は3月19・27日に夕張支線を訪れたが、平日だけに列車の混雑はそれほどでもなく、沿線で撮影をする人々の姿もちらほらと見かける程度だった。道路とほぼ並行する夕張支線だけに、沿道から列車の撮影をできる場所はかなり多いが、駐車を行なうスペースがほとんどないため、混雑が予想される3月30・31日は、車での来訪は避けた方が賢明と思われた。
現在はキハ40形気動車による2両または3両編成での運行となっているが、3月29日からはヘッドマークを掲出しての運行となり、最終日の3月31日は、夕張発のラストラン列車で、黄色いハンカチなどによる見送りが行なわれる予定。