トライアンフの新型車『スピードツイン』がローンチ、バイク好きインスタグラマーも多数参加

人気画家フランセス・スィーヒ氏のライブペインティング
  • 人気画家フランセス・スィーヒ氏のライブペインティング
  • アンベールされたスピードツイン。
  • トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン代表、野田一夫氏
  • 1200cc水冷並列二気筒エンジンを搭載
  • ブレンボ製4ピストンアキシャルキャリパーを採用
  • ヘッドライトステーやフェンダーなどのディテールにアルミパーツを多用することで上質感も演出
  • ツインアップスウェプトスポーツサイレンサーを採用
  • アルミスイングアームとKYB製の高性能サスペンションユニットを奢る

トライアンフモーターサイクルズジャパンは、2月13日に新型車『スピードツイン』のメディア向け発表会を行い、同日より販売を開始した。

このモデルはトライアンフのラインナップにおいて「モダンクラシック」、すなわち伝統的デザインと最先端のパフォーマンスを融合させたシリーズにカテゴライズされる。近年、二輪車のシーンでは過去の名車をリバイバルした新型車が相次いで登場し、好調なセールスを記録しているが、このスピードツインはその“真打ち”ともいえるかもしれない。

1938年に登場したオリジナルのスピードツインは、単気筒エンジン全盛だった当時にバーチカルツインエンジンを採用し、その高性能で商業的にも大成功を収めたモデルだからである。120年近い歴史をもつトライアンフの礎を築いたマシンの名が復活とあれば、やはり期待は高まる。


エンジンはスラクストンなどにも採用される1200ccの水冷並列二気筒エンジンに専用のチューニングを施したものを搭載。最高出力は97PS/6750rpm。最大トルクは112Nm/4950rpm。あらゆる回転域で力強さを発揮する特性だという。また、マグネシウム製カムカバーや新設計エンジンカバーの採用などにより、ベースとなったスラクストンのエンジンから2.5kgもの軽量化を果たしたという。

こうしたリバイバルモデルにおいて重要なポイントとなるスタイリングは、丸目ヘッドライトやティアドロップ型の燃料タンクなどのクラシックな意匠をモダンにアレンジ。さらにヘッドライトステーやフェンダーなどのディテールにアルミパーツを多用することで上質感も演出されている。80種類以上の豊富なアクセサリーパーツが用意されており、自分の好みに応じたカスタムを楽しむことも可能だ。


フレームはまったくの新設計。トラディショナルなツインショックタイプだが、アルミスイングアームとKYB製の高性能サスペンションユニットを奢り、軽量な鍛造アルミ製17インチホイール、ピレリのハイパフォーマンスタイヤ「ディアブロ・ロッソコルサ3」をアッセンブルする。軽量化を重視して開発され、モダンクラシック随一のスポーツ性を誇るスラクストンと比較しても車重は10kg軽く、扱いやすさとクラス最高峰のハンドリングを両立したという。

近代的な電子制御スロットルシステムの採用により、走行シチュエーションに応じた3種類のライディングモード(「スポーツ」「ロード」「レイン」)が選択できるほか、オンオフ切り替え式トラクションコントロールやABS、USB電源ソケットなども備える。


車体色はシルバーアイス×ストームグレイ、コロッシレッド×ストームグレイ、ジェットブラックの3色を用意。オリジナルのストリートツインはライバルより高性能でありながら低価格だったことでも知られるが、この新型も負けてはいない。価格はジェットブラックが160万円(税込)。他の2色は163万8880円(税込)と、ほぼ同じ排気量の二気筒エンジンを採用するBMW R9Tと比べるとかなりリーズナブルな値付けとなっている。


今回、二輪車の発表会としては珍しく、渋谷の「WOMB」というクラブが会場だった。スピードツインのローンチ後はメディア関係者のほか、招待されたバイク乗りインスタグラマーたちも交え「TRIUMPH NIGHT」と題したパーティを開催。人気画家フランセス・スィーヒ氏がスピードツインをその場でペイントするという斬新なパフォーマンスが行われ、大いに盛り上がった。「現存する最古のモーターサイクルメーカー」とは、トライアンフを語るうえでの枕詞のようなものだが、単なるレトロ趣味には収まらないという同社の強い意気込みが伺える。

昨年末から月1台という驚異的なペースで新型車をリリースしているトライアンフの勢いはまだまだ衰えることはなさそうだ。

ローンチパーティーの会場となったのは、渋谷のクラブ「WOMB」

《佐藤 旅宇》

編集部おすすめのニュース

特集