キャンピングカーにバケットシートを装着するメリットとは?…ジャパンキャンピングカーショー2019

ブリッドブース(ジャパンキャンピングカーショー2019)
  • ブリッドブース(ジャパンキャンピングカーショー2019)
  • ZAOU:向かって左がレザータイプの新製品
  • ブリッドブース(ジャパンキャンピングカーショー2019)
  • オプションでシートヒーターが付けられる

バケットシートはスポーツ走行向けというのが一般的な認識だが、ロングドライブが前提となるキャンピングカーこそ、バケットシートが重要と主張するのがブリッド。もちろんリクライニングすることが前提だが、ブリッドはトラックやキャンピングカー向けのバケットシートも手掛けている。

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展示のメインは、『ハイエース』などバン向けのバケットシート「STREAM」シリーズと、トラック用バケットシートの「ZAOU」の2種類。競技用のバケットシートとの違いは、座面の厚さと背もたれの肩の部分の形状だ。バンやトラックの場合、乗り降りのしやすさなどを考え、座面の凹凸を減らしている。前後方向のサイズも少し小さくなる。大腿部分のホールド性は落ちるが、視点が高く、ステアリングの角度も乗用車と違うバンやトラックはこのほうが都合がよい。

肩の部分を覆う出っ張りも小さくなっている。ハイエースなどはピラーと干渉するからだ。また、4点式以上のベルトはつけられないので、背中のベルト穴もなくなる。

キャンピングカーは、商用バンやトラックをベースに作ることが多い。これらの車両は値段を下げるためシートは最低限の仕様のものが使われることが多い。ホールド性や快適性が犠牲にされるので、長距離ドライブでは疲れやすいといった欠点がある。その点、セミバケットタイプは疲れにくく安全だ。リクライニングするセミバケットタイプに交換するユーザーは少なくないという。

STREAMとZAOUに実際に座ってみたが、確かに商用バンの純正シートより座りごこちはよい。ホールド性はほどほどだが、重装備のキャンピングカーは横Gがかかるようなコーナリングはしないので十分だ。トラック用のZAOUは、今年のオートサロンでレザータイプの新製品が発表された。レザータイプは手入れが簡単でキャンピングカーやトラックではニーズがある。春頃には市販が開始される予定とのことだ。

なおブース担当者によれば、乗り心地や疲れないという点を重視して、むしろ助手席をセミバケットタイプに交換する人が多いとか。助手席にはドライバーの奥さんが乗ることが多いからだという。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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