テスラはショッピングモールに出店へ…排ガスがない、臭いがない、騒音も出さない

テスラ・モデル3
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  • テスララゾーナ川崎プラザ
  • テスラジャパン、カントリーセールスディレクターの吉田篤司氏

テスラジャパンは8日、プレミアムDセグメントセダンEV『モデル3』を日本初公開した。初公開の場所は神奈川県川崎市。JR川崎駅に直結しているショッピングモール「ラゾーナ川崎」のテスラショールームだった。

テスララゾーナ川崎プラザが営業を開始したのは今年(2018年)6月。それ以前にテスラは東京、愛知、大阪の3カ所にディーラーを開設していたが、テスラ川崎がそれらと異なるのは、自動車販売業界用語で路面店と呼ばれる街道沿いの店舗ではなく、ショッピングモールのテナント店であることだ。

カントリーセールスディレクターの吉田篤司氏は、「今後はこのような商業施設への出展が日本におけるテスラのディーラー展開の主流」と語る。

「ショッピングモールはたくさんのお客様が集まる場所。私たちはそういうところに自ら出向きます。(EV専業メーカーの)テスラのクルマは排ガスや石油の臭いもなく、騒音も出しません。そんな私たちだからできること」(吉田氏)

商業施設へのディーラー出展は近年、新しい顧客開拓法のひとつとして事例が増えているが、アパレルやレストランなどのテナントと並んで建物に入居するというのは、たしかにEV専業ブランドならでは。今後、テスラのディーラーがどう増殖していくがが注目される。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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