マツダ、からくり改善くふう展2018に出品…工場での作業を知恵と工夫で改善

からくり改善くふう展 公式HP
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マツダとマツダの海外生産拠点1社、マツダ関連企業8社は、10月25・26日にポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される「第23回からくり改善くふう展2018」に、知恵と工夫を凝らした27作品を出品する。

からくり改善くふう展は、製造現場での「お金をかけない、創造性に優れた、楽しい作業改善」を広く発表する場として、1994年より公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会の主催で開催。マツダは2000年から、マツダ関連企業は2007年から参加しており、今回「長安マツダ汽車有限公司」が、マツダの海外生産拠点として初めて出品する。

マツダの製造現場では、作業をより容易にすることが高品質なクルマづくりにつながると考え、全員参加で知恵を出し合い、からくり改善活動を積極的に推進している。2014年からは、タイ、中国、メキシコといったマツダの海外生産拠点でも取り組んでおり、グローバルでからくり改善活動を行っている。

今回、マツダの本社工場から出品されるのは、検査用ツール選択の容易化を図る「ゲージの中のゲージたち・・・出てこいや!」、玉掛け作業時の安全性向上と効率化を図る「一発楽吊りくん」、スポット溶接電極の再利用可否判断を自動化する「振り分け親方」、ボンネットの支え棒の手元化を図る「波乗りツッパリ君」など9作品。

防府工場から出品されるのは、ペダル踏力を利用した空箱シューター「ぼっしゅーとクン」、手作業による12本のボルト仮締め作業の廃止を実現した「マッハ締付けジョーズ」など5作品。

長安マツダ汽車有限公司が出品するのは、プレス部品のパレタイズ作業の自動化によって安全性の向上を図った「蛟龍入海(ジャオロンルウハイ、龍が海に入っていく)」の1作品。

マツダ関連企業からは、手作業による内装材仕上げ作業の自動化を図った、ヒロタニの「カムカムドライヤー」、ホックリンガーにオームクリップを自動で装てんできるようにした、デルタ工業の「早打ち楽々装填君」など8社12作品が出品される。

■第23回からくり改善くふう展2018 開催概要

開催日時:2018年10月25日(木)~26日(金) 10時~16時30分(最終日は16時まで)
会場:ポートメッセなごや第3展示館
出品企業:自動車、電機など製造業ほか123事業所

《丹羽圭@DAYS》

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