疾病原因で意識喪失か、大型トラックが道路左右のガードレールに衝突

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岐阜県内の中央自動車道を走行していた大型トラックが、道路左右のガードレールに衝突した。運転していた男性が死亡しているが、疾病で意識を喪失して事故に至った可能性が高いとみられる。

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24日午前6時50分ごろ、岐阜県多治見市内の中央自動車道上り線を走行していた大型トラックが路外に逸脱。道路左右のガードレールへ衝突する事故が起きた。運転者は収容先の病院で死亡したが、疾病原因とみられている。

岐阜県警・高速隊によると、現場は多治見市虎渓山町付近で片側2車線の緩やかなカーブ。大型トラックは右カーブを曲がりきれずに路外に逸脱し、道路左側のガードレールに衝突。斜行しながら前進を続け、中央分離帯のガードレールに突っ込む状態で停止した。

連続衝突によってトラックは運転席部分が中破。運転していた香川県坂出市内に在住する52歳の男性に目立つ外傷は無かったが、意識不明の状態で近くの病院へ収容。男性は回復することなく、約2時間30分後に死亡している。

死因は不整脈とみられ、警察では運転中に意識を失ったことが原因で衝突したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故を起こしたトラックは複数回の衝突をしていたが、死亡した運転者に目立つ外傷は無く、それでも意識不明の状態で病院へ収容されていることから、早い段階で疾病による意識喪失の可能性が疑われていたようだ。警察では関係者から事情を聞き、死亡した男性の病歴や勤務状態についても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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