全長3000m超のトンネルで正面衝突、軽トラックの運転者が死亡

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トンネル内を走行していた軽トラックと中型トラックが正面衝突する事故が起きた。この事故で双方の運転者が死傷している。

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10日午前9時45分ごろ、福島県猪苗代町内の国道115号で、トンネル内を走行していた軽トラックと中型トラックが正面衝突する事故が起きた。この事故で軽トラックの運転者が死亡。中型トラックの運転者も負傷している。

福島県警・福島署によると、現場は猪苗代町若宮付近で片側1車線の直線区間。軽トラックとトラックは土湯トンネル(全長3360m)内を走行していたが、道路中央で正面衝突した。

衝突によって双方の車両が大破。軽トラックを運転していた同町内に在住する67歳の男性は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡した。中型トラックを運転していた福島市内に在住する39歳の男性も足を打撲するなどの軽傷を負っている。

警察ではいずれかの車両が対向車線側へ逸脱したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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衝突現場には広範囲に破片が散乱していて、どちらが逸脱したのかを捜査しているという。全長3000m超のトンネルであり、直線部が長く続くことから無意識のうちに速度が高くなりやすく、衝突事故が起きると被害が大きくなる傾向にあるようだ。今回の事故は双方とも車両が大破しており、速度超過状態で走行していた可能性も高いとみられる。

《石田真一》

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