日本とドイツのモノレールが初めて姉妹提携…懸垂式の湘南モノレールとヴッパータール空中鉄道 9月13日

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ドイツのヴッパータ―ル空中鉄道。全長13.3kmの路線で、おもにライン川支流のヴッパー川上で運行されている。
  • ドイツのヴッパータ―ル空中鉄道。全長13.3kmの路線で、おもにライン川支流のヴッパー川上で運行されている。
  • 日本の湘南モノレール
  • 懸垂式の支持方式の違い。左が「ランゲン式」、右が「サフェージュ式」。
  • 記念ヘッドマーク(左)と掲出イメージ(右)。記念ヘッドマークは9月8日から12月31日まで「湘南ブルーライン」5603編成に掲出される。初日は大船駅で10時から贈呈式を開催。記念入場券やヘッドマークキーホルダーといった記念グッズも同日から大船駅で発売される。
  • 記念ラッピングのイメージ。
神奈川県の大船駅(鎌倉市)と湘南江の島駅(藤沢市)を結ぶ江の島線を運営する湘南モノレールは8月28日、ドイツのヴッパータール空中鉄道と9月13日に姉妹提携を結ぶと発表した。日本とドイツのモノレール事業者間での姉妹提携は初めて。

ヴッパータール空中鉄道は、1901年3月に開業した世界最古の懸垂式モノレールで、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州ヴッパータール市で運行されている。湘南モノレールも懸垂式で運行されており、ともにモノレールとしては珍しい方式であることから、姉妹提携へ至った。締結日の9月13日は、ヴッパータール空中鉄道が120年前の1898年の同日に試験走行を行なったことにちなんで決められたという。

懸垂式モノレールは上部にレールがあり、車体を吊るように走行するモノレール。これに対してレールが下部にあるものを「跨座式」と言い、代表的なものに東京モノレールがある。

湘南モノレールとヴッパータール空中鉄道は同じ懸垂式でも車体の支持方式が異なり、前者はレールの部分が箱型の筒状になっており、その中でゴムタイヤ車輪と台車が支持される「サフェージュ式」となっているのに対して、後者は車輪が片側で支えられ、台車から伸びるアームを通して車体を支持する「ランゲン式」となっている。

この姉妹提携を記念して、湘南モノレールではヴッパータール空中鉄道についての座談会や記念ヘッドマークの贈呈式、記念のC型硬券入場券(170円)やヘッドマークキーホルダーの発売などを行なう。また、締結日の9月13日からは両者の車両に記念のラッピングを施す。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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