飲酒運転のクルマが歩道に乗り上げて歩行者をひき逃げ

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19日午前6時ごろ、神奈川県横浜市中区内の市道を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の歩道に乗り上げ、歩行者の男性に衝突した。男性は死亡。クルマの運転者は車両を放置して逃走したが、警察は後に逮捕している。

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神奈川県警・山手署によると、現場は横浜市中区本牧間門付近で片側2車線の直線区間。走行中の乗用車は斜行するようにして路外に逸脱。道路左側の歩道へ乗り上げるとともに、歩道内を歩いていた46歳の男性に衝突した。

男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、頚部骨折などが原因で約2時間後に死亡。運転者はクルマを現場へ放置して逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。同区内に在住し、クルマを使用する40歳の男から事情を聞いていたところ、事故への関与を大筋で認めたことから、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

逮捕された男は居酒屋の店長を務めており、事故当時、男は酒に酔っていたとみられる。警察の聴取に対しても「酒を飲んだ後にクルマを運転したことは間違いない」などと供述しているようだ。警察では飲酒した量の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故を起こしたクルマはガードレールを破壊し、歩道内へ進入していた。ガードレールや車両の損壊状況から、かなりの高速度で衝突した疑いがあり、警察では事故直前に出していた速度の割り出しを進めているようだ。

《石田真一》

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