乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は、7月31日より、シェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「ミクスウェイ」にて、ドコモ・バイクシェアが運営する都内10区のシェアサイクルに対応し、都内を対象にした実証実験を開始する。
シェアサイクルは、街中に設置された自転車貸出・返却場所(ポート)にある共用の自転車を、必要な時に借りたり返したりできる新しい交通手段。出先での移動手段や、駅から目的地までの「ラストワンマイル」を補完するものとして、全国各地で続々と導入されている。ドコモ・バイクシェアは、自転車本体に通信やGPS、遠隔制御の機能をすべて搭載し、導入コストの大幅な削減・省スペース化を実現。利用者は会員情報サイトから会員登録、空き状況の確認や予約を行い、貸出・返却、料金支払いなどの手続きもスマートフォンで行うことができる。
ヴァル研究所は2018年5月より、国内初のシェアサイクルと公共交通の複合経路検索サービス「ミクスウェイ」ベータ版を公開。シェアサイクルを組み合わせた経路検索に加え、リアルタイムなポートの空き状況などがわかる「リアルタイムポートマップ」が利用できる。同社は、シェアサイクルを運営する認定NPO法人ポロクルとともに、札幌市におけるサービスの実証実験を行っている。
今回、新たにドコモ・バイクシェアと連携し、両社で都内を対象にしたサービスの実証実験を7月31日から9月30日(予定)まで実施。実証実験では、ドコモ・バイクシェアが運営する都内10区のシェアサイクルをミクスウェイに組み込み、都内におけるサービスのニーズを調査する。