【レッドブル・エアレース ブダペスト】シーズン成績はホールが単独トップに、室屋は5位に後退

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ドナウ川を挟んで4万5000人の観客が歓声を送った(Photo:RedBull)
  • ドナウ川を挟んで4万5000人の観客が歓声を送った(Photo:RedBull)
  • エアレース2018第4戦で優勝した3選手・左からブラジョー、ソンカ、ホールの各選手(Photo:RedBull)
  • マイケル・グーリアンのフライト(Photo:RedBull)
  • ミカ・ブラジョー選手(Photo:RedBull)
  • マイケル・グーリアン選手(Photo:RedBull)
  • 世界遺産でもある鎖橋の下をくぐり抜けてレースがスタートする(Photo:RedBull)
  • 室屋義秀選手のフライト(Photo:RedBull)
  • マット・ホール選手のフライト(Photo:RedBull)

6月24日、ハンガリーのブダペストで開催された「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」2018シーズン第4戦が終了した。その結果、シーズン成績はマット・ホール選手が単独1位となり、シーズン2連覇が期待される室屋義秀選手は5位へと後退した。

レースの中でホールはRound of 14で唯一56秒台を記録する今シーズンの絶好調ぶりを披露。ソンカもRound of 14とRound of 8でこそ58秒台だったものの、最後のFinal4では57秒台を叩き出すなど、締めるところでは締めるというベテランらしい活躍を見せた。そうした中、シーズン2年目のミカ・ブラジョー選手が初の表彰台に上がるなど、次世代パイロットも着実に育ってきていることも実感したレース展開ともなった。

今回のレースの結果、シーズン成績は大きく変動した。ホールが3大会連続で表彰台に上がったことで単独1位となり、グーリアンが2位に後退。ソンカは3位へと順位を大きく上げた。一方の室屋は千葉大会に続いて加点なしとなり5位に後退した。

ブダペスト大会はドナウ川にかかる著名なセーチェーニ鎖橋をくぐってスタートすることで知られる。川面と橋桁の間隔はわずか10mほどしかなく、そこを200ノット(370km/h)の高速で通過してスタート地点へと向かうのだ。24日のコンディションは気温20度、小雨が混じりながらも時折、晴れ間が見える中で約4万5000人の観客を集めてレースは行われた。

次回第5戦は、ロシアのカザンで8月25~26日に開催される。

決勝結果
●Final 4
マルティン・ソンカ/57.502秒
ミカ・ブラジョー/57.849秒
マット・ホール/58.163秒
マイケル・グーリアン/1分04.256秒(+7秒)

●Round of 8
ミカ・ブラジョー/57.835秒
クリスチャン・ボルトン/59.124秒

マルティン・ソンカ/58.200秒
フランソワ・ルボット/58.786秒

マイケル・グーリアン/59.486秒(+2秒)
ベン・マーフィー/1分02.264秒(+4秒)

マット・ホール/57.984秒
ニコラス・イワノフ/1分00.249秒

●Round of 14
クリスチャン・ボルトン/58.234秒
ピート・マクロード/DNF

マット・ホール/56.852秒
フランソワ・ルボット/57.892秒

ミカ・ブラジョー/58.293秒
フアン・ベラルデ/DNF

ニコラス・イワノフ/59.417秒
ペトル・コプシュタイン/59.465秒

ベン・マーフィー/58.996秒
カービー・チャンブリス/59.528秒

マイケル・グーリアン/57.504秒
室屋義秀/DNF

マルティン・ソンカ/58.356秒
マティアス・ドルダラー/DNS

レッドブル・エアレース2018 シーズン成績
1.マット・ホール 45
2.マイケル・グーリアン 43
3.マルティン・ソンカ 34
4.ミカ・ブラジョー 27
5.室屋義秀 19
6.マティアス・ドルダラー 15
7.フランソワ・ルボット 15
8.ピート・マクロード 11
9.カービー・チャンブリス 10
10.フアン・ベラルデ 9
11.ベン・マーフィー 9
12.ペトル・マーフィー 8
13.クリスチャン・ボルトン 6
14.ニコラス・イワノフ 5

《会田肇》

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