スポーツボートで新感覚ゲーム「これヤバイ!」…東京湾フォトラリーに挑戦

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ヤマハスポートボート東京湾アドベンチャーフォトラリー(2018年6月)
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駅のスタンプラリーやリアル脱出ゲームと、街なかを題材にしたゲームが盛り上がりをみせるなか、新感覚な“水上のゲーム”が始まった。その名も、「ヤマハ スポーツボート東京湾アドベンチャーフォトラリー」。いったいどんなゲームなのか、これはやってみるしかない。

今回、この洋上のフォトラリーに参加したチームは、ファミリーが1組、会社仲間などのグループが2組。所有艇で参加するチームもあれば、ヤマハのレンタル艇で挑むチームもいた。参加料は基本ひとり8000円。料金には、ゲーム終了後のバーベキューランチや参加賞などの費用も含まれる。そして、スポーツボートアドベンチャフォトラリーのルールはこうだ。

「指定されたエリア内で、制限時間内に示された東京湾・河川のポイント場所を探し、写真を撮影してくる競技。スポーツボートの遊び方をより楽しく安全に実施するイベント」(ヤマハ発動機東日本営業所 2018スポーツボートアドベンチャフォトラリー実行委員)

もう少し具体的にいうと、ヤマハ側がロケハンし、厳選したフォトポイント20か所の風景画像アルバムを事前に手渡される。そのアルバムを見ながら、ラリー参加者たちは、「このポイントならわかる!」「まず、知ってるポイントを最短距離で結ぼう」などと話し合い、スポーツボートを走らせる。

◆指定されたポイントを効率よく撮影せよ!

「あったあった!」「見つけたーっ!」とハイタッチしながら、その画像アルバムと同じ画角でデジカメやスマホで撮影し、次のポイントへ行く。制限時間は2時間半。いかに効率よく、安全に、そして楽しくクルーズしながら撮影していくかがカギになる。今回、ヤマハが指定した撮影ポイント20か所は、次のようなラインアップ。番号とヒントが記してあり、( )内の地名は、レスポンスチームが「わかった、ここは○○だ!」と場所がつかめたロケ地。(?)は、画像アルバムからは、どこの何の施設かわからなかった地。

01. 飛行機が近くで見られる(羽田空港 B滑走路誘導灯)
02. 今日はおもちゃショーが開催(東京ビッグサイト)
03. 灯台下暗し(夢の島熱帯植物館)
04. 松本零士がデザイン(東京都観光汽船 ヒミコ)
05. 完全会員制のホテル(東京ベイコート倶楽部)
06. 水面の祭典を見ながらひと息(?)
07. 花見の名所の入り口といえば(?)
08. 説明不要の人気観光スポット(東京ディズニーリゾート)
09. 東京の海の玄関といえば(晴海客船ターミナル)
10. 水上バスの発着所(アーバンドック ららぽーと豊洲)
11. 近くの菖蒲園が有名(?)
12. 恐竜みたいな橋といえば(東京ゲートブリッジ)
13. 日本一高い電波塔(東京スカイツリー)
14. 東京の新市場近く 水陸両用基地(?)
15. 水辺の庭園 将軍の鷹狩場(浜離宮恩賜庭園)
16. ディンギーヨット教室開催中(?)
17. 日本有数の新聞社(読売新聞 リバーサイド読売ビル)
18. デートにおススメ(ヴィーナスフォート)
19. お相撲さんも通るかも(?)
20. 荒川沿いの公園(?)

◆スポーツボートならではの走りに興奮!

今回のフォトラリーに参戦したスポーツボートは、ヤマハスポーツボートシリーズの『AR195』(620万円~)や『212X』(890万円~)、『AR240』(910万円~)など。われわれが乗り込む船は、ヤマハスポーツボートシリーズのトーイングモデル 212X。高性能1.8リットルHOエンジン2基がけによる力強い走りが自慢。走りも機敏で、次のポイントへクイックに移動したり、撮影ポイントはゆっくり、思うままに旋回できたりと、フォトラリーにはぴったりの船。東京夢の島マリーナを船舶ルールに従いゆっくりと離岸し、海へと出る。

まず最初におもしろいのは、最初に狙うポイントが他チームと同じだったとき。そのロケ地まで、スピードなどを遵守しながら、併走するひとときがある。このとき、互いにアイコンタクトで「そちらも、アソコへ行くんでしょ」とやると、むこうの船のメンバーも、「そうそう。いっしょに行こう!」という具合に親指をあげる。

そしてなんといっても、非日常的なのは、電車やクルマとは違う視点で街を見渡せるところ。鉄橋を渡る電車を川面から見て、屋形船や水上バスの乗船客に手を振る。他チームも競合相手だけど、同じ洋上で同じ風に当たりながら、親指をあげると、なぜか一体感も感じる。

◆「ヤバイ!」連発、女子も大興奮

「ここはちょっと飛ばそう」となると、スポーツボートの真骨頂。直進安定性に優れ、うねりを斜めに切っていきながら突っ走るシーンは思わず叫んでしまう。ドライバーズシートとナビゲーターシートにリクライニング式バケットシートを採用したこの212X。ナビシートに座っていると、まさに洋上のスポーツカーといった気分。

フォトポイントを見つけたら、スマホやデジカメで、ゲーム運営側が指定した画像アルバムの画角にあわせてパシャッ。「オッケイ、次のポイントは?」と船長に聞かれたら「次は……ここからいちばん近い、浜離宮へ!」という具合。

今回のゲームでは、この各20ポイントにもシークレットな傾斜配点がついていて、ポイントの高いロケ地と、低いロケ地がある。ゲーム参加者たちは、それがわからないから、またおもしろい。

そしてメンバーたちが「これはヤバイ!」とそろって叫んだのは、台場から羽田沖へかけてのクルーズ。レインボーブリッジの下を突っ走り、京浜運河沿いの東京モノレールに手を振り、京浜島、城南島をかすめて羽田空港B滑走路の北側で、着陸ウォッチ。

「羽田空港 B滑走路誘導灯」のポイントを撮影したあとは、ちょっとゲームを忘れて航空機ウォッチング。この日、羽田を離着陸する航空機は、南風ルート。大きく左旋回して、B滑走路へと着陸する旅客機を、間近に見て大興奮。いっしょに乗ってくれた如月さえちゃんも「これスゴーい!」とスマホで何度も旅客機をパシャ。ついには旅客機と自分をいっしょに、自撮りもトライ。海の上だけのアングルに、みんな夢中。

◆帰港してみんなで乾杯、そして勝負の結果は……!?

今回は、墨田区・江東区をぐるっと一周まわるようなコースをたどって写真を集めていった。荒川を北上し、堀切で隅田川に出て、浅草・両国・浜離宮を愛でながら台場・豊洲へ。そこからレインボーブリッジをくぐり、京浜運河を行き、羽田空港へ。羽田空港でひと休みして、ゲートブリッジをくぐって東京ディズニーリゾートをかすめて、東京夢の島マリーナに帰港。これだけ走って叫べば、腹も減る。

着岸作業を終え、フォトラリー成果を集計すべく、運営側に撮影した画像を提示。結果は、このあとのバーベキュー大会で明らかになる。

「オレかなり自信ある」「メディアが優勝しちゃまずいでしょ」なんて浮かれた話をしながら、バーベキューで他チームと乾杯。4チームが参加した今回の「ヤマハ スポーツボート東京湾アドベンチャーフォトラリー」。左に肉、右にビールを手にして、フォトラリー結果を待っていると……。

レスポンスチーム、見事な負けっぷりの最下位。賞品は3位までということで、何ももらえず、ゲーム終了。悔しさよりも、洋上での興奮の余韻しかない、非日常的なゲームに、また乾杯。「次は絶対、リベンジしてやる」。

《レスポンス編集部》

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