ツーリングというより窃盗行脚、55件の侵入盗を重ねた男を最終送検

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ツーリングの最中に全国の1道15県で侵入による55件の窃盗を繰り返していたとして、福島県警は18日、東京都練馬区内に在住する男を窃盗容疑で追送検し、一連の捜査を終結させた。被害総額は約380万円に達するという。

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福島県警・南会津署によると、窃盗容疑で送検された59歳の男は2016年10月から2017年8月までの間、ツーリングで訪れた1道15県において旅行費用や生活費を得る目的で深夜から未明の時間帯を狙って事務所や工場などへ侵入。電動工具を使って金庫破りをするなどして、全国の1道15県で55件、約380万円相当の金品を盗み出した疑いがもたれている。

同署管内では2017年4月24日夜から25日未明までの間、同町内にある工務店に侵入して建物内にあった現金や、屋外に駐車されていた軽乗用車1台(約50万円相当)を盗んでいた。

男はバイクに乗り、全国にある「道の駅巡り」をしていたが、生活費に困るようになると犯行に及んでいた。同町内での事件で逮捕し、余罪について追及していたところ、55件の事件については男が関与したものと裏づけが取れたという。聴取に対しては「カネが無くなると生活費目的でやった」などと大筋で認めているようだ。

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逮捕された男は捜査の過程で「生活費目的で犯行に及んだ」と供述していたようだが、夜間に人気のない事務所をターゲットとしており、金庫破りの際には電動工具なども使用するなど、思いつきによる犯行とは言えないものだったという。

《石田真一》

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