通勤中にひき逃げ、逮捕された男は医療関係者

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信号機の無い交差点で原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。
一時停止を怠って進入してきた乗用車は逃走したが、警察は後に運転していた男を逮捕している。

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14日午前8時ごろ、愛知県豊川市内の市道で、交差点を進行していた原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。バイク運転者が重傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後にクルマの運転者をひき逃げ容疑で逮捕している。

愛知県警・豊川署によると、現場は豊川市市田町付近で片側1車線の直線区間。交差点に信号機は設置されていない。原付バイクが優先側の道路を走行していたところ、交差進行してきた乗用車と出会い頭に衝突した。

衝突によってバイクは転倒。運転していた同市内に在住する24歳の男性は胸部骨折などの重傷を負ったが、クルマは逃走。警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、ナンバーの目撃証言から同市内に在住する27歳の男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は見通しの良い交差点。一時停止義務は乗用車側にあった。聴取に対して男は「初めて事故を起こし、気が動転して走り去ってしまった」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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逮捕された乗用車の運転者は公立の病院に勤務する臨床検査技師だった。時間帯から出勤途中の事故とみられる。
技師であって医師ではないものの、医療関係者が重傷の負傷者を放置して逃走するというのは言語道断であり、責任が重くなる可能性もある。

《石田真一》

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