信号残りの可能性---集団下校中の女児、横断中にはねられて意識不明

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29日午後3時30分ごろ、埼玉県越谷市内の市道で、徒歩で横断歩道を渡っていた女児に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女児は重体。警察はクルマの運転者を逮捕している。

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埼玉県警・越谷署によると、現場は越谷市レイクタウン7丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。7歳の女児は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

女児は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などで意識不明の重体。クルマを運転していた同市内に在住する36歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

現場は見通しの良い区間。女児は他の児童らと集団下校中だった。聴取に対して運転者の女は「女児が飛び出してきたことに気づくのが遅れた」などと供述しているようだ。警察ではいずれかの信号看過が事故につながった可能性が高いとみて、事故当時の信号表示状況を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場はショッピングモールに隣接した場所で、平日の交通量は多くないという。
被害者となった女児は右から交差進行してきたクルマにはねられていたが、クルマの左側面寄りに衝突しており、このことから女児はクルマが通過する直前に横断を開始した可能性が高いとみられる。

双方とも信号の変わり目(信号残り)で交差点へ進入してきた可能性を視野に入れ、目撃証言を集めているようだ。

《石田真一》

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