千葉県立幕張海浜公園で5月26日開幕した「レッドブル・エアレース千葉2018」。この日の午後に行われた予選を終え、その結果をもとに、決勝での最初の戦いになる「ラウンドオブ14」の組み合わせも決定した。改めてエアレースのゲームの進め方についても解説したい。「ラウンドオブ14」の組み合わせの方法は予選結果に基づく。トップタイムを叩き出したパイロットと最下位のパイロットが対戦し、続いて2位と13位、3位と12位というように、獲得タイムの上下を組み合わせるスタイルを採る。それぞれは「ヒート」と呼ばれ、マスタークラスに出場する総勢14名がトーナメント方式で勝ち進む。しかし、総勢14名で戦うということは、準決勝となる「ラウンド・オブ8」には一つの対戦で相手がいないことになる。そこで、「ラウンドオブ14」の敗者から最速タイムを出したパイロットが「ラウンド・オブ8」に進めることになっている。これにより、常に全力で競技に臨むことにもつながるというわけだ。そして、最終の決勝レース「ファイナル4」では、ラウンドオブ8を勝ち抜いた4名のパイロットがタイムトライアルで競う。この結果で優勝から4位までが決定し、さらにラウンドオブ8の敗者の中から獲得したタイムによって順位が決定する。この順位に応じてポイントが与えられ、優勝は15ポイント、2位が12ポイント、3位が9ポイント、4位が7ポイント、以下1ポイントずつ減り10位までがポイントを獲得。これがシーズンの総合ポイントとして記録されていくわけだ。決勝「ラウンドオブ14」は午後2時スタートだ。●2018シーズン第3戦千葉:マスタークラス予選最終結果第1位 マイケル・グーリアン(アメリカ)55秒424第2位 カービー・チャンブレス(アメリカ)56秒058第3位 室屋義秀(日本)56秒403第4位 マティアス・ドルダラー(ドイツ)56秒425第5位 ピート・マクロード(カナダ)56秒699第6位 ファン・ベラルデ(スペイン)56秒840第7位 ミカエル・ブラジョー(フランス)56秒926第8位 ペトル・コプシュタイン(チェコ)56秒980第9位 マルティン・ソンカ(チェコ)57秒005第10位 クリスチャン・ボルトン(チリ)57秒176第11位 ニコラス・イワノフ(フランス)57秒348第12位 マット・ホール(オーストラリア)57秒459第13位 フランソワ・ルボット(フランス)58秒972(※ペナルティ2秒)第14位 ベン・マーフィー(イギリス)59秒716(※ペナルティ2秒)●2018シーズン第3戦千葉:マスタークラス「ラウンドオブ14」組み合わせHeat 1 クリスチャン・ボルトン(チリ)VS ピート・マクロード(カナダ)Heat 2 ニコラス・イワノフ(フランス)VSマティアス・ドルダラー(ドイツ)Heat 3 マルティン・ソンカ(チェコ)VSファン・ベラルデ(スペイン)Heat 4 マット・ホール(オーストラリア)VS室屋義秀(日本)Heat 5 ペトル・コプシュタイン(チェコ)VSミカエル・ブラジョー(フランス)Heat 6 フランソワ・ルボット(フランス)VSカービー・チャンブレス(アメリカ)Heat 7 ベン・マーフィー(イギリス)VSマイケル・グーリアン(アメリカ)