横浜ゴムが発表した2018年1~3月期の連結決算は売上高が前年同期比2.3%増の1492億円となり、過去最高となった。
タイヤ事業では、新車用は中国を含めたアジアが好調で増収となった。市販用は、国内では冬季の降雪が多かったこともあり、スタッドレスタイヤの新商品「アイスガード6」を中心に冬用タイヤが好調だったものの、海外では一部地域で前期に値上げ前の一時的な販売増があったことから反動で減収となった。
MB(マルチプル・ビジネス)事業では、ホース配管、工業資材の売り上げは増収となったものの、ハマタイト・電材、航空部品は減収となった。
ATGは、農業機械用、産業車両用タイヤをはじめとするオフハイウェイタイヤが農業機械需要が回復傾向にあることから新車用が好調で増収となった。
収益では、営業利益が同27.5%増の141億円、四半期利益が同18.0%増の93億円と増収増益だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。