西鉄の食にこだわる観光列車は週末・祝日に運行…ランチとディナーで1往復

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『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』のイメージ。西鉄福岡(天神)~大牟田間を1往復し、ランチ便とディナー便が片道ずつ運行される。
  • 『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』のイメージ。西鉄福岡(天神)~大牟田間を1往復し、ランチ便とディナー便が片道ずつ運行される。
  • 筑後産の小麦、八女市産のたけのこ、大木町産のアスパラガスを使ったメインデッシュのピザ。3両編成の中間車にある窯で焼かれる。

西日本鉄道(西鉄)は4月26日、2019年春の運行開始を予定している観光列車『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』の運行概要を明らかにした。

『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』は、福岡県筑後地方を中心とした新鮮な食材を使った、できたての料理を楽しめる観光列車で、6050形電車を改造した3両編成で運行。中間車には窯(かま)を中心に据えた大型のオープンキッチンが設置される。

発表された運行概要によると、運行日は金~日曜と祝日で、ランチ便とディナー便がある。

ランチ便は西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区)を11時30分頃に出発し、大牟田駅(福岡県大牟田市)へ向かう。ディナー便は大牟田駅を17時頃に出発し、西鉄福岡(天神)駅へ向かう。

所要時間は両便とも2時間程度で、途中、柳川駅(福岡県柳川市)に停車する。このほか、朝に運行するモーニング便も検討されているという。

車内で提供する料理や料理監修者も決定しており、監修には長野県軽井沢町のレストラン代表や福岡市の料理家が名を連ねている。

料理は車内の窯で焼き上げたピザをメインとし、産地や季節に合わせた旬の食材にこだわったメニューを提供するという。

なお、9月頃には料金や予約開始日が発表される予定となっている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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