2026年度末までに貨物駅構内の照明をすべてLED化…JR貨物の新たな省エネ施策

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東福山駅で使われている水銀灯照明(左)とLED照明(右)。
  • 東福山駅で使われている水銀灯照明(左)とLED照明(右)。

JR貨物は4月18日、新たな省エネ施策として、貨物駅構内の照明を2026年度末までにすべてLED化することを明らかにした。

貨物駅の構内では昼夜問わず、コンテナの積卸し作業などが行なわれていることから、その照明は1万4000個以上を数える。

このうち、おもに使われているのが水銀灯で、老朽設備の置換えや設備改良時に順次、LED照明に交換してきたが、その数は全体の13.3%に留まっている。

今回は、2017年8月に発効した「水銀に関する水俣条約」により、2021年以降は水銀製品の製造や輸出入が禁止されること、電力料金やメンテナンスコストの削減を図れることを理由に、水銀灯として残る1万2626個の構内照明をすべてLED化する方針が打ち出された。

JR貨物ではこれまで、省エネタイプのハイブリッド機関車であるHD300形の投入や、フォークリフトへの燃料改質器取付けといった、さまざまな省エネ施策に取り組んでおり、「今後も、地球温暖化防止を目的として省エネ化への取り組みを進めてまいります」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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