模造刀で相手を殴打した男を逮捕---進路を巡る交通トラブルから

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高速道路での通行を巡るトラブルから相手方の車両を強制的に抑止するとともに、運転者に対して模造刀で殴打して重傷を負わせていた男が警察に殺人未遂容疑で逮捕された。

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今年2月、愛知県日進市内の東名高速道路で通行を巡るトラブルから、相手となった大型トレーラーの運転者を模造刀のようなもので殴打して重傷を負わせたとして、愛知県警は3日までに33歳の男を殺人未遂容疑で逮捕した。

愛知県警・高速隊と愛知署によると、問題の事件は2018年2月21日の午前2時ごろ発生している。日進市北新町の東名高速道路下り線・日進ジャンクション(JCT)付近を走行していた大型トレーラーに対し、後ろから進行してきた乗用車が執拗な煽りを開始。直後には強引にトレーラーを追い抜き、進路を塞ぐような状態で停止した。

乗用車を運転していた男と、トレーラーを運転していた茨城県大洗町内に在住する43歳の男性はその場で口論となったが、男は車内から持ち出してきた模造刀(長さ約60cm)のような金属製の棒で男性の足を殴打。男性は足を骨折するなどの重傷を負ったが、男はそのまま逃走していた。

模造刀が使われていることもあり、警察では殺人未遂事件として捜査を開始。トレーラーに積載されていたドライブレコーダーに記録されていた映像から男が乗っていたクルマの車種を特定するとともに、通行記録を分析。この結果、名古屋市守山区内に在住する33歳の男が容疑に関与したと断定し、3日に殺人未遂容疑で逮捕している。

警察の聴取に対して男は煽り行為や男性への暴行については大筋で認めているものの、「殺すつもりはなかった」などと供述して殺意については否認しているようだ。警察では男を厳しく追及するとともに、事件に至った経緯についても詳しく調べる方針だ。

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逮捕後の供述で男は殺意を否認しているというが、トレーラーに搭載されていたドライブレコーダーは音声記録も可能なタイプで、男が模造刀を振り回しながら「殺すぞ」と叫んでいる様子もしっかりと記録されていたようだ。それが相手に対する脅しだったとしても、自ら叫んでいることであり、逮捕後に「殺意はなかった」と供述してもそれが通用しない可能性は極めて高い。
《石田真一》

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