光岡 ヒミコ 新型のデザイナー「キープコンセプトながら、もっと個性的なものにした」

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光岡自動車は全面改良したオープン2シーター『ヒミコ』を2月23日に発売した。デザインを手がけた渡辺清和デザイナーは「初代のヒミコのフォルムを踏襲している」としながらも、「新型では思い切って抑揚を激しく、形状を複雑にして、もっと個性的なものにした」と語る。

なかでも「一番特徴的なのがフェンダーのライン」だと渡辺デザイナーは明かす。「初代のヒミコから変えないで造った部分が長さ、灯火類、グリル。これらはヒミコの形状の一部なので変えずに、今回のヒミコをどう表現しようかなと思った時に、フェンダーを思い切り上げて、ボンネットよりも高くして、フロントは形状を深く、流れるラインにした」という。

さらに「面と面、パネルの合わせ目も単にアールをかけるのではなくて、面と面をつなぐその途中でも例えば一度凹ましたりとか複雑な形状を造るなど、細かいところも結構こだわってデザインした」とも。

このほかサイドパネルについて渡辺デザイナーは「いろいろな要素がある」とした上で、「初代は止めるところがなく、緩いわけではないものの、どうしてもはっきりとした感じが出ていなかった。そこで、どこかで止めたい。しかし止めた部分にネジなどが見えてしまうのも格好が悪いので、別パーツにして内側で止めるようにして、パネルをかぶせた。それも単にかぶせるだけでなく、フロントのホイールハウスに溜まった風圧が逃げやすいよう空気を外にでるように考えてある」と解説。

その空力に関しては「アンダーパネルも考慮して、走りの方に安定感を出そうと考えた。初代と比べると高速走行でも不安なく走れる」とのことだ。

初代と2代目ヒミコの外観デザインの違いで最も分かりやすいのが、リアのナンバープレートを囲むように取り付けられているボックス形状のものだ。

渡辺デザイナーは「もともとは考えていなかったものだったが、法規上ナンバープレートを立てた状態で取り付けなければいけないということで、そのためにはどうしてもその部分だけすごく膨らみがでかくなってしまう。それでは格好が悪いので、昔のオープンカーのトランクに取り付けられていたボックスのような形状にして、うまくデザインできればと考えて造った」と語っていた。

《小松哲也》

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